泌尿器科
診療科からのお知らせ/コラム
診療科紹介
治療方針として、『可能な限り低侵襲で最大の効果を得る』を第一にしています。
2013年9月より「ダヴィンチSi」を導入し、ロボット支援下前立腺全摘術を行っております。
2017年は135例にロボット支援下前立腺全摘術を施行しました。適応がある場合には積極的に男性機能温存を行っています。
腎臓・副腎・尿管の悪性疾患に対しては開腹手術ではなく、ほぼ全例で腹腔鏡手術を行っており、年間約100件の腹腔鏡手術を行っています。また、腎臓の悪性腫瘍については、新たに2017年2月よりロボット支援下腎部分切除術を開始しました。従来の腹腔鏡下手術では困難であった症例も腎部分切除術が無理なく行えるようになりました。
浸潤性膀胱がんに対しては2017年6月より腹腔鏡下膀胱全摘術を開始しました。開放手術と比較して術中の出血量が圧倒的に少ないので術後の早期回復が期待できます。また、更なる発展として2018年4月より保険収載が認められるロボット支援下膀胱全摘術を導入しました。尿路変更術として、適応があり、かつ希望のある患者さんに対してはストーマ(尿の人工肛門)にはならない代用膀胱造設術を施行しています。
それ以外にも尿路結石症に対する体外衝撃波結石砕石術・軟性尿管鏡/レーザーを用いた内視鏡治療(TUL/f-TUL)、および前立腺肥大症に対する内視鏡手術(TUR-PHoLEP)など良性疾患に対する様々な治療も同時に行っています。
常勤泌尿器科医師7名、月曜から金曜日まで毎日手術を行っています。
近在の開業している泌尿器科専門医(連携泌尿器科 病院・クリニック 一覧を参照ください)と連携し、術後安定した患者さんや内服治療などで経過観察を行っている患者さんには近医開業泌尿器科専門医に紹介し、継続加療を行う病診連携を積極的に行っています。
急性期病院としての役割を全うするため、入院期間が長くなったり、緩和ケアが必要になった患者さんの場合には地域連携室と密に連携し近隣の病院・往診医を紹介し、緩和ケアや在宅診療を積極的に進めています。入院期間をできるだけ短縮し、より多くの患者さんに当院での入院治療を受けていただきたいと考えています。
当科でのがん治療については根本的に全告知を基本としております。
当院泌尿器科は完全予約制のため、受診には必ず医師の紹介状と事前予約が必要です。
スタッフ紹介
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泌尿器科部長
永田 眞樹/ ながた まき
卒業年次 平成3年 専門分野 泌尿器科一般、エンドウロロジー 学会専門医・認定医:
泌尿器科学会認定指導医・専門医 泌尿器科学会腹腔鏡技術認定医 日本内視鏡学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡) ロボット(da Vinci Si)手術認定医
-
泌尿器科副部長
井上 淳/ いのうえ あつし
卒業年次 平成10年 専門分野 泌尿器科一般、エンドウロロジー 学会専門医・認定医:
泌尿器科学会認定指導医・専門医 泌尿器科学会腹腔鏡技術認定医 ロボット(da Vinci Si.Xi)手術認定医 ロボット(da Vinci Si.Xi)プロクター認定医
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泌尿器科副部長
千葉 量人/
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医師
布施 美樹/ ふせ みき
卒業年次 平成16年 専門分野 女性泌尿器排尿機能、泌尿器科一般 学会専門医・認定医:
泌尿器科学会認定指導医・専門医、日本排尿機能学会専門医、泌尿器科学会腹腔鏡技術認定医、日本内視鏡学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)、ロボット(da Vinci Si)手術認定医
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医師
服部 美徳/
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医師
岡 龍司/ おか りゅうじ
卒業年次 平成30年 出身大学 専門分野 泌尿器科一般 -
医師
立脇 大輔/
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医師
渡邉 柚里/
外来担当医表
診察時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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午前/新患 | 当番制 | 当番制 | 当番制 | 当番制 | 当番制 |
午前/再来 | 岡 立脇 | 布施 渡邉 | ★永田 | 服部 | ☆井上 千葉 |
午後/再来 | 岡 立脇 | 布施 渡邉 | ★永田 | 服部 | ☆井上 千葉 |
(注)★印: 部長 ☆印: 副部長
診療実績
平成30年度 |
令和元年度 |
令和2年度 |
令和3年度 |
令和4年度 |
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副腎疾患 | |||||
腹腔鏡下副腎摘除術 | 85 | 67 | 56 | 68 | 67 |
(うち単孔式腹腔鏡下副腎摘除術) | 8 | 14 | 18 | 33 | 1 |
副腎摘除術(開腹術) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
腎疾患 | |||||
腎細胞がん | |||||
腹腔鏡下腎摘除術 | 16 | 5 | 7 | 13 | 16 |
根治的腎摘除術(開腹術) | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
腹腔鏡下腎部分切除術 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
ロボット支援下腎部分切除術 | 33 | 29 | 23 | 25 | 42 |
腎部分切除術(開腹術) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
腎盂・尿管疾患 | |||||
後腹膜鏡下腎尿管全摘除術 | 18 | 17 | 12 | 15 | 13 |
腎尿管全摘除術(開腹術) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
腹腔(後腹膜)鏡下腎盂形術 | 1 | 0 | 4 | 5 | 6 |
腎盂形成術(開腹術) | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
PNL | 3 | 1 | 7 | 13 | 17 |
TUL(f-TUL も含む) | 83 | 124 | 60 | 60 | 70 |
尿管鏡 | 35 | 37 | 33 | 37 | 25 |
尿管ステント留置 | 64 | 69 | 61 | 54 | 66 |
腎瘻造設術 | 31 | 27 | 10 | 18 | 18 |
膀 胱 | |||||
膀胱がん | |||||
膀胱全摘+新膀胱造設術 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
腹腔鏡下膀胱全摘+新膀胱造設術 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロボット支援下膀胱全摘+新膀胱造設術 | 1 | 1 | 3 | 1 | 0 |
膀胱全摘+回腸導管造設術 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
腹腔鏡下膀胱全摘+回腸導管造設術 |
8 |
0 |
0 |
0 |
0 |
ロボット支援下膀胱全摘+回腸導管造設術 |
4 |
9 |
6 |
4 |
8 |
膀胱全摘+尿管皮膚瘻造設術 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
腹腔鏡下膀胱全摘+尿管皮膚瘻造設術 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 |
ロボット支援下膀胱全摘+尿管皮膚瘻造設術 | 1 | 6 | 3 | 3 | 3 |
TUR-BT | 159 | 134 | 137 | 144 | 144 |
良性疾患 | |||||
経尿道的膀胱砕石術 | 12 | 18 | 16 | 17 | 21 |
経尿道的膀胱水圧拡張術 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 |
前立腺 | |||||
前立腺生検 | 420 | 452 | 325 | 332 | 435 |
TUR-P | 16 | 18 | 13 | 11 | 18 |
HoLEP | 24 | 29 | 20 | 26 | 21 |
前立腺全摘除術 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(うち神経温存前立腺全摘) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘出 | 123 | 89 | 95 | 84 | 86 |
(うち神経温存前立腺全摘) | (82) | (61) | (51) | 60 | 49 |
尿道 | |||||
内視尿道切開術 | 12 | 9 | 8 | 8 | 4 |
尿道脱・カルンクル切除術 | 3 | 1 | 1 | 2 | 0 |
陰茎切断術 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
環状切除術 | 5 | 2 | 1 | 4 | 11 |
精 巣 | |||||
高位摘除術 | 10 | 7 | 5 | 2 | 2 |
去勢術 | 5 | 2 | 12 | 5 | 3 |
精巣固定術 |
5 |
6 |
2 |
1 |
3 |
陰嚢水腫根治術 | 3 | 11 | 5 | 11 | 9 |
精索静脈瘤手術 | 2 | 3 | 2 | 0 | 1 |
その他 | |||||
ESWL(体外衝撃波結石破砕術) | 67 | 86 | 36 | 30 | 60 |
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