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心臓血管外科

診療科からのお知らせ/コラム

診療科紹介

横浜市北東部中核施設として、循環器内科と密接に連携し成人循環器疾患全般の診療を行っています。成人心臓血管外科領域のほぼすべての手術に対応しており、常に最先端かつより安全な心臓外科手術を提供できるよう日々努めています。
5名の心臓血管外科医師とともに麻酔科医師、専任の臨床工学技士(含・体外循環技術認定士)、中央手術部看護師、集中治療部の医師・看護師がチームとなって心臓外科診療にあたらせていただきます。心臓血管外科手術症例数は常に年間150例を上回っており、心臓血管外科専門医認定機構の指定する基幹施設に認定されています。

診療内容

当科ではほぼすべての種類の成人心臓外科及び血管外科手術を扱っています。
主なものとしては、狭心症に対する冠動脈バイパス術、弁膜症に対する弁置換術・弁形成術、大動脈解離・大動脈瘤に対する従来型の開胸開腹下での手術とより低侵襲なステントグラフト内挿術、成人の先天性心疾患に対する手術、重症心不全に対する手術治療等を行っています。末梢血管手術として、下肢静脈瘤や末梢動脈閉塞に対する手術、透析例に対するシャント作成も行っています。

狭心症に対する冠動脈バイパス術

体への負担が少なく成績が良好とされる、人工心肺を使用しない冠動脈バイパス術(OPCABと略して呼びます)を第一選択としています。OPCABで治療を完遂することができる症例も多いですが、透析例や心機能の不良な場合には人工心肺を用いて補助を行いながらのバイパス術(補助はしますが心停止とはせず拍動下でバイパスします)の方がより良い成績が見込まれることがあり、それぞれの症例に最適最善な方法を考慮して選択しています。バイパス材料としては、より良い長期成績を期待できる左右内胸動脈や橈骨動脈等の動脈グラフトを多用するようにしています。

弁膜症手術

近年、変性による僧帽弁閉鎖不全症と加齢による大動脈弁狭窄症の患者さんが増えています。僧帽弁閉鎖不全症では自己の弁を温存した弁形成術を第一選択として行っています。高齢の方の弁膜症には生体弁を使用することが多く、最近では80歳以上の超高齢者の方でも良好な手術成績が期待できるように進歩してきています。

さらに、従来の弁置換術が不適と評価されるような超ハイリスク症例では東京大学附属病院等への紹介によりTAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)を受けられるように手配いたします。

重症心不全に対する手術治療

当科は補助人工心臓の認定施設となっており、関東の心臓移植実施施設である東京大学附属病院を中心とするネットワーク下で重症心不全の手術治療にも取り組んでいます。当科で行う手術としては、左室形成術(SAVE手術・Dor手術)や補助人工心臓の植込等が挙げられます。

大動脈疾患

当院は救命救急センターも併設されており、急性大動脈解離等の緊急の大動脈疾患にも24時間体制で対応しています。また、放射線(IVR)科と協力してステントグラフトによる胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤の低侵襲血管内治療を行っています。ステントグラフトについては本邦への導入初期から先んじて積極的に取り組んでおり、近年手術数はますます増加する傾向です。

特に近年当科で力を入れている、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療と下肢静脈瘤に対するレーザー治療につき下記に詳述いたします。

腹部大動脈瘤の治療

腹部大動脈瘤の治療方法としては、人工血管置換術に加え、より低侵襲であるステントグラフト内挿術(血管内治療)を実施しています。

人工血管置換術では、15cmから20cm程度の皮膚切開のもと瘤の部分を人工血管に置換する方法で、従来からの開腹アプローチに加え、可能であれば後腹膜アプローチを選択することで、開腹に伴う癒着性腸閉塞のリスクを減少させ、術後早期の食事開始をする工夫を行っています。麻酔科の協力を得て硬膜外麻酔の併用により術後疼痛のより少ない治療を心がけています。入院期間としては術後2週間程度です。

ステントグラフト治療では、創は両側(あるいは片側)鼠径部に3cm程度であり、全身麻酔施行困難な症例でも硬膜外麻酔や脊髄麻酔などで施行可能です。術当日より経口摂取が可能で、術後1週間程度の入院期間です。

腹部大動脈瘤は、破裂する前に診断し、治療を行うことが重要と考えられています。腹部エコーなどで異常が認められた折には、ご紹介いただけましたら速やかに精査を実施し治療方針を決定させていただきます。

下肢静脈瘤の治療

下肢静脈瘤に対する血管内レーザー治療は、保険収載された低侵襲治療です。当院も形成外科による全身麻酔下ストリッピング手術のみから、20141月より心臓血管外科による局所麻酔下血管内レーザー治療(現在、波長1470nm半導体レーザーと全周性照射ファイバーを使用した最新レーザー機器使用)も行っております。特に、高齢者や他病合併例では、当院の12日短期入院が安全でしょう。現状では、技術的に不適でなければ血管内レーザー治療が第一選択となっており、再発と合併症の少ない低侵襲治療のため、両側下肢の同時手術も増えております。さらに下腿の瘤も同時に切除します。毎週木曜日午後に静脈瘤専門外来を開設しており、受診当日に下肢エコー精査まで行い、治療方針を決定します。下肢静脈瘤手術適応の有無にかかわらず、下肢浮腫精査目的などにもご相談ください。当日中に結果ご報告書を郵送させて頂いております。

下肢の動脈閉塞

急性期の血栓除去術や、慢性閉塞に対するバイパス術を行っています。自家静脈を用いて膝より末棺でのバイパス術にも取り組んでいます。

透析症例に対するシャント作成

腎臓内科との連携により、局所麻酔下での内シャント作成を行っています。

自己血輸血の積極的な適用

当科では、手術前に患者さんご自身の血液を採取して貯血しておき手術中に使用することで他人の血液を輸血する確率を減らすように努めています。

スタッフ紹介

  • 心臓血管外科部長

    竹田 誠/ たけだ まこと

    卒業年次 昭和60年
    専門分野 心臓血管外科全般

    学会専門医・認定医:

    心臓血管外科専門医認定機構修練指導者 ・ 心臓血管外科専門医 日本胸部外科学会指導医 日本心臓血管外科学会国際会員 日本外科学会外科専門医 臨床研修指導医

  • 医師

    岡田 拓/ おかだ ひろし

    卒業年次 平成17年
    専門分野 心臓血管外科

    学会専門医・認定医:

    心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医 日本外科学会外科専門医 日本救急医学会救急科専門医

  • 臨床工学技士

    渡辺 英樹/ わたなべ ひでき

    専門分野 体外循環

    学会専門医・認定医:

    体外循環技術認定士 体外循環技術医学会会員日本人工臓器学会会員 日本臨床工学技士会会員

  • 臨床工学技士

    伊藤 浩一/ いとう こういち

    専門分野 体外循環

    学会専門医・認定医:

    日本臨床工学技士会会員 日本人工臓器学会会員

  • 医師

    石井 大介/ いしい だいすけ

外来担当医表

診察時間
午前

★竹田 

岡田 石井 

★竹田 岡田 石井

午後

★竹田 石井

★竹田 石井

(注)★印: 部長

静脈瘤のレーザー治療をご希望の患者さんは、木曜日午後の心臓血管外科初診枠または木曜日午後の形成外科・静脈瘤外来(諸般の事情により場所は形成外科ですが、木曜日午後は心臓血管外科医師・安藤が担当しています)に予約していただくと当日中に超音波検査まで行い、治療方針を決定することができます。

【なるべく紹介状をお持ちになり予約をお取りください】

紹介状や予約なしでも外来日には必ず拝見いたしますが、多少患者さんをおまたせすることになるかもしれません。なるべく予約をとってから来院するようにご指示ください。紹介状はごくごく簡単なものでも結構です。

診療実績

疾患別手術

年度

平成28年 平成29年 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年
弁膜症手術 28 24 27 22

21

18

狭心症バイパス手術 14 17 17 12 9 10
先天性心疾患 0 1 0 0 0 1

不整脈手術

(心房細動など)

4 10 14

8

10

10

大動脈解離 7 10 12 12 10 8

大動脈瘤

(胸部)

32 42 39 48 41 22

大動脈瘤

(腹部)

47 44 31 37 36 23
四肢の動脈手術 54 51 35 40 23 31
大動脈瘤の STENT 挿入術 35 36 37 36 29 25

下肢静脈瘤

レーザー焼灼術

41 31 31 41 23 20

施設認定

    • 胸部腹部ステントグラフト実施施設

    • 下肢静脈瘤レーザー治療実施施設

    • 補助人工心臓実施施設