MENU

重要なお知らせ

  • トップ
  • お知らせ
  • 心臓血管外科
  • 「地域中核病院及びその周辺医療機関の連携強化を目的としたモバイルデバイス用アプリ導入による効果とその検証」に関する研究協力(アンケート)のお願い

「地域中核病院及びその周辺医療機関の連携強化を目的としたモバイルデバイス用アプリ導入による効果とその検証」に関する研究協力(アンケート)のお願い

研究の目的と意義

 モバイルデバイスの普及に伴い、「LINE」に代表されるメッセージングアプリを用いて教育やビジネス分野での情報の共有はもはや珍しいことではありません。実際に多くの医療機関内においてもチームや部署内で仕事の申し送りなどの際にはこういったメッセージングアプリが頻繁に用いられているのを目にします。
 一方で、医師が日常診療において「○○科の医師のアドバイスは欲しい、けれどもわざわざ紹介状を準備してまで相談する内容ではない」といったケースはよく遭遇する事例だと思います。例えば病院において廊下ですれ違ったA科の医師がB科の医師にB科の領域について立ち話として相談するのを目にしますがこれをメッセージングアプリを用いて実現できないか、というのが本研究の目的になります。そして本研究を通じて新しい形での地域連携の構築を図りたいと考えております。

 

研究の対象

 地域連携の強化という観点から、1)横浜労災病院と登録医としてご登録いただいている開業医および勤務医で心臓血管外科と日常診療の中で関連が高いと思われる分野の先生方で、2)メッセージングアプリの導入をふくめ本研究の趣旨にご賛同いただける先生方を対象とさせていただきたいと考えております。ただし、心臓血管外科と関連が高くない分野の先生方や登録医以外の先生方でも2)の趣旨にご同意をいただければご参加可能です。

 

研究の期間

 2024年4月から2026年3月を予定しております。

 

 研究の方法

 本研究は横浜労災病院心臓血管外科の研究となりますので、メッセージングアプリでご相談いただける内容は心臓血管外科領域(一部循環器内科領域を含む)に限定されます。
 メッセージングアプリについては「Signal」というアプリの導入を検討しております。こちらは無料でかつ世界最高水準のセキュリティ機能を備えているとされており、横浜労災病院心臓血管外科でもチーム内コミュニケーションはこちらを用いております。詳細は https://nordvpn.com/ja/blog/signal-app-security/ に箇条書き形式でそのメリット、デメリットが記載されておりますのでご参照いただければと存じます。一例としては、誤って患者さまの固有名詞が入るとその部分は自動的に認識され、氏名の一部は伏せられて相手方に発信されます。(横浜太郎→横浜x郎、横浜さん→x浜さん など)
 次に具体的な方法についてですが、2024年4月以降本アプリ導入を開始し当院心臓血管外科アカウントとつながっていただきます。この際には参加者のモバイル端末の番号登録が必要になります。その後、日常の診療において心臓血管外科分野に関連すると思われる疑問が生じた場合には本アプリを通じてご遠慮なく相談いただければと存じます。その際の注意事項は「アプリによる御相談の際に遵守およびご理解いただきたいこと」をご参照ください。
 2026年3月で本システムの運用をいったん終了します。この時点で本アプリを通じて当院とつながりが確認できた各医療機関の先生方に、メッセージングアプリの導入が日常診療に役立ったかどうかについてのアンケート調査実施させていただきます。この場合アンケートは郵送もしくはオンラインで施行する予定で、ご回答の期限はおよそアンケート開始後1か月とする予定です。

 

アプリによる御相談の際に遵守およびご理解いただきたいこと
患者様の個人情報(氏名、生年月日、住所および連絡先)は一切伏せてください
回答は、あくまでいただいた患者さまの情報の一部を参考に回答させていただく内容となるため、その結果生じた責任は一切負えません
 当院心臓血管外科専門医の意見を正式な見解として診療記録に残したいとお考えの場合、複雑な病歴を有する患者などアプリでは説明しきれないケースの場合には、従来の通り紹介状をご準備いただき当院へ患者さまをご紹介いただくほうが確実ですセカンドオピニオンも同様です。
あくまで一心臓血管外科専門医の見解となりますので他の心臓血管外科専門医とは異なる意見となる場合があります。
急患の受け入れの相談には本アプリでは対応できません
少数のスタッフで対応しますので、ご相談の受け付けは平日(月-金)9時-17時とします。また受付時間内でもこちらが外来、手術や検査、急患対応中の場合は回答が遅れます。
守秘性が高いアプリであり、研究者が得た情報は断りなく第3者に通知・譲渡されることはありません。しかしながらアプリ側の問題として予期せぬ情報漏洩絶対に起こらないとは言い切れません。
通信料については研究参加者ご自身の負担となります。
初回登録には研究代表者へアプリ登録用の電話番号の通知が必要となります。

 

アンケート協力にあたり、以下の内容をご確認下さい
研究期間の途中でもアプリの登録・削除は自由に行うことができます。最終的にアプリ登録が確認されない場合には不参加扱いとなりますのでアンケートは送付されません。
研究期間終了時にアンケートとともに参加同意書を送付させていただきます。
アプリを導入されたとしてもアンケートを提出(返送)しないことによって研究協力を取りやめることができます。このアンケートのご回答は参加者の自由意思に基づくものでありアンケート調査にご協力いただけない場合でも不利益を受けることはありません。またアプリ非登録、もしくは途中登録解除をされた場合でも不利益を被ることはありません。
アンケートは記名式で行うことを原則としますが、不都合があれば無記名で構いません。記名がある場合にかぎり、アンケート提出後に申し出による撤回は可能となります。
 研究の成果は学会等での発表を考えていますが、その際、個人および貴院が特定される情報を公表することはなく、個人情報は守られます。
回収したアンケートは、研究者が鍵付きの保管庫や生体認証もしくはパスワードロックのかかるPC等で責任もって厳重に管理し、本研究以外に使用することはありません。また、研究終了後は、当該研究の終了について報告された日か5年を経過した日、又は当該研究の結果の最終の公表について報告された日から3年を経過した日のいずれか遅い日までの期間保管後、適切な方法(シュレッダー、ソフトウエアを用いてPCからの恒久的な消去等)で廃棄します。
この研究は、独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院病院長および横浜労災病院倫理委員会の承認を受けています。
本研究は労働者健康安全機構の病院機能向上研究としてとして執り行われます。
 研究(アンケート)に関する疑問や質問が生じた場合は、下記連絡先までお問合せください。

 

<連絡先>

独立行政法人 労働者健康安全機構
横浜労災病院 心臓血管外科
電話:045-474-8111(代表)
研究代表者:成田卓也

  

参加申込書

 本研究にご参加のお申し込みができる医療機関様は、研究の主旨に基づき原則、横浜市内の港北区、神奈川区、緑区、都筑区、青葉区、鶴見区を中心とした近隣の医療機関様とさせていただきます。

 

参加申込書(PDF) Q&A