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放射線診断科・放射線IVR科・放射線治療科

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診療科からのお知らせ/コラム

診療科紹介

放射線診断科・放射線IVR科

放射線診断科で行う画像診断検査は、現在64列CT3台(年間36,000件)、MRI3台(3T・1台、1.5T・2台で年間14,000件)、核医学SPECT機2台(年間1300件)、心臓領域を除き頭部領域を含む全身の血管撮影(年間500件)を各科から依頼を受けて施行しています。
地域連携諸施設からの画像検査依頼を年間500件以上いただき、画像診断医による報告書と画像CDR提供しております。
IVR(血管撮影の技術を応用して行う治療)としては専門医2名を中心に、副腎支脈静脈採血(130例/年、本邦最多)、大動脈ステントグラフト留置、肝がんの血管塞栓術、中心静脈ポート留置術、BRTO(胃静脈瘤塞栓術)、血管拡張術(PTAとステント留置)、膀胱がん動注化学療法、膵炎動注療法、高エネルギー・骨盤外傷の塞栓止血術、消化管出血の塞栓止血術、産科危機的出血の塞栓止血術、CTガイド下生検・ドレナージ等多岐にわたる治療・検査に対応しております。

放射線治療科

放射線治療は手術や化学療法とならぶ標準的ながん治療法の1 つです。放射線冶療はほぼすべてのがんに対して適応があります。
 以前は手術や化学療法を受けられない人が「仕方なく受ける治らない治療」というイメージが強かった時代もありましたが、近年では治療機器性能の飛躍的向上により一部の早期がんであれば放射線治療単独で治癒可能なものもあります。また、ある程度進行したがんの場合も、手術や化学療法と組み合わせることで再発予防や機能温存をはかることができます。残念ながら根治不能になった場合も、鎮痛薬で制御困難な腫瘍による痛みや通過障害を放射線治療で緩和することで患者さんのQOL 維持に役立ちます。
 このように、放射線治療科は常にがんを扱う他診療科と連携しながら、1 人1 人の患者さんにとって最適な治療を提供できるよう努めています。

放射線治療科 診療の特徴
(1)高精度治療

 当科には2台の放射線治療装置(直線加速器:リニアック)があり、脳腫瘍以外のがん治療を行っています。がん以外の良性疾患でも難治性の甲状腺眼症やケロイド術後の再発予防目的で放射線治療が適応となる場合もあります。

 リニアックのうち1台は2014年に導入されたTrueBeamSTX(通称ノバリス)です。ノバリスは小さな病巣の形状にあわせた細やかな照射野形式が得意な反面、対応可能な照射野サイズが最大22cmと上限があります。そのため、当科では前立腺癌や早期肺癌など比較的小さな腫瘍や、限局した頭頚部癌のIMRT(強度変調放射線治療)などに利用しています。
 20227月に新規稼働したTrueBeamは最大40㎝までの照射野形式が可能なため、直腸癌術前など広範囲の照射に適しています。どちらの装置もIGRT(画像誘導放射線治療)システムを用いて精度の高い位置照合を行うことで、IMRTSRT(定位放射線治療)といった高精度治療にも、一般的な体外照射にも対応できます。そのため、患者さんの病態に応じた装置を選んで治療を行うことが可能です。

(2)チーム医療

 最新の放射線治療装置が導入されても、専門の知識や技術をもったスタッフが運用し、定期的な品質管理が行われていないと安全な放射線治療は行えません。当科には常勤の放射線治療専門医1名と放射線治療専門放射線技師3名を含む診療放射線技師数名、医学物理士2名が在籍し、各種ガイドラインに準じた標準的な放射線治療を行っています。また、看護師や医療事務スタッフとも定期的に情報共有し、治療に伴う副作用のみならず家族や職場などの社会的背景も理解した上で、患者様が最後まで治療完遂できるようサポートしていきます。

 現在最も多いのは乳がんの患者様ですが、医師・看護師の他、毎日の治療に直接携わる放射線技師にも女性スタッフを配置していますので、安心して治療を受けていただくことができます。

(3)生活と治療の両立

 放射線治療回数は病状や治療目的により異なりますが、1回で終わる場合は少なく、平日毎日連続して数週間かけて行うことが一般的です。そのため、通院のしやすさは治療場所を選ぶ上での重要なポイントの1つになります。
 当院は新横浜駅に近く、ご自宅や職場から距離的に遠くとも交通アクセスは良好です。
 治療時間は8:30~16:30の間で、原則毎日同じ時間帯を予約して行います。予約制のため、待ち時間は少なく治療前後の予定は立てやすくなります。例えば、治療期間中だけ事前に勤務時間を調整していただければ仕事前や仕事帰りに治療したり、近隣にお勤めの場合は昼休みに抜けて来れれる方もいます。職場宛に診断書提出が必要であれば記入しますので遠慮なくお申し出下さい。なお、数週間の治療期間中にどうしても特定の日だけ時間の都合がつかないような場合、可能な限りご希望に近い別の時間枠をご案内するよう努めますのでまずは治療スタッフにご相談ください。
 また、在宅訪問診療中で積極的治療を希望されない場合でも、腫瘍からの出血予防や疼痛緩和など短期的の緩和的放射線治療でQOL改善が期待できる場合もあります。特に骨転移による疼痛緩和は1回の照射でも複数回と同等の治療効果があることもわかっており、適応があるかまずはご相談ください。

スタッフ紹介

  • 放射線IVR科部長

    松井 青史/ まつい せいし

    卒業年次 昭和60年
    専門分野 IVR、腹部画像診断

    学会専門医・認定医:

    日本医学放射線学会放射線診断専門医、日本IVR学会IVR専門医

  • 放射線IVR科副部長

    川俣 博志/ かわまた ひろし

    卒業年次 昭和63年
    専門分野 IVR

    学会専門医・認定医:

    日本医学放射線学会放射線診断専門医、日本IVR学会IVR専門医、日本脈管学会脈管専門医、胸部・腹部大動脈ステントグラフト指導医、下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医

  • 放射線治療科副部長

    松井 とにか/ まつい とにか

    卒業年次 平成17年
    専門分野 放射線治療

    学会専門医・認定医:

    日本医学放射線学会放射線治療専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本医師会認定産業医

  • 放射線診断科部長

    小池 繁臣/ こいけ しげおみ

    卒業年次 平成4年
    専門分野 画像診断

    学会専門医・認定医:

    日本医学放射線学会放射線診断専門医、検診マンモグラフィー読影認定医

  • 放射線診断科副部長

    永田 延江/ ながた のぶえ

    卒業年次 平成8年
    専門分野 画像診断

    学会専門医・認定医:

    日本医学放射線学会放射線診断専門医、検診マンモグラフィー読影認定医

  • 放射線診断科医師

    Kiss Borbala/ きしゅ ぼるばーら

    卒業年次 平成18年
    専門分野 画像診断

    学会専門医・認定医:

    日本医学放射線学会放射線診断専門医、検診マンモグラフィー読影認定医

  • 放射線診断科医師

    宇津木 翔平/ うつぎ しょうへい

    卒業年次 平成23年
    専門分野 放射線診断

    学会専門医・認定医:

    日本医学放射線学会放射線診断専門医

  • 医師

    長瀬 弘明/ ながせ ひろあき

    卒業年次 令和2年

外来担当医表

診察時間
午前 ☆◇松井 ☆◇松井 ☆◇松井 ☆◇松井 ☆◇松井
午後 ☆◇松井 ☆◇松井 ☆◇松井 ☆◇松井 ☆◇松井

(注)☆印 : 副部長 ◇印 : 女性医師

    • なお、当科には入院病床がありませんので、他医療機関から直接ご紹介いただく場合は通院での治療が可能であることが必要です(治療時間や回数はご相談ください)。入院下での放射線治療が必要な場合は、まずは当院当該科にご相談ください。

診療実績

原発巣別治療患者数
平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度
脳・脊髄腫瘍 0

1

2

1

1

頭頸部腫瘍(甲状腺腫瘍含む) 17 28 29 22 20
食道がん 8

12

9

15

12

肺がん・気管・縦隔腫瘍 32 34 30 47 38
乳がん 138 145 186 170 139
肝・胆・膵がん 4 2 8 5 5
胃・小腸・結腸・直腸がん 16 21 13 13 13
婦人科腫瘍 4 11 11 7 4
泌尿器系腫瘍 82 78 85 95 80
造血器リンパ系腫瘍 19 13 16 15 16
皮膚・骨・軟部腫瘍 11 3 1 1 4
その他(悪性腫瘍) 2 0 2 3 0
良性疾患 0 2 0 0 1
年間合計 333 350 392 394 333
うち院内 300 291 334 335 278
院外 33 59 58 59 55

上記のうち、高精度放射線治療患者数

平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度

令和3年度

強度変調放射線治療(IMRT) 前立腺 53 56 61 66 76 53
その他 3 10 4 9 9 12
体幹部定位放射線治療(SBRT) 6 4 11

6

11

11

高精度治療 計 62 70 76

81

96

76

施設認定

  • 放射線科専門医総合修練機関
  • 胸部・腹部大動脈ステントグラフト実施施設
  • 日本IVR学会修練認定施設