小児精神疾患、小児悪性腫瘍を除くほとんどの分野の2次～2.5次の小児医療に対応することのできる体制を整えています。急性期の疾患や食物アレルギー等の患者さんを受け入れています。

外科では消化器疾患、腹部救急疾患の診断と治療を主に扱っています。特に手術を必要とする消化器がん（食道がん、胃がん、大腸がん、直腸がん、肝胆膵悪性腫瘍）、急性腹症（急性虫垂炎、急性胆嚢炎、消化管穿孔、腸閉塞など）および腹部外傷がその中心となっています。令和5年度は、鼠径ヘルニアが最も多く、次いで胆嚢疾患、胆嚢炎と続いています。

特に脊椎・脊髄、手・末梢神経、股・膝関節、リウマチの疾患や外傷が非常に多く、それぞれの専門医が治療にあたっています。

形成外科では、先天疾患、外傷、皮膚腫瘍、再建等の対応を行っています。令和5年度では、骨軟部の良性腫瘍が最も多く、顔面損傷、眼瞼下垂と続いています。

脳神経外科では頭蓋内疾患に対する手術と放射線治療やくも膜下出血や外傷をはじめとして神経疾患一般に対応しています。、脳腫瘍症例が多いことが当科の大きな特徴であり、令和5年度では脳腫瘍が400以上と最も多くなっています。

呼吸器センターの外科部門として、呼吸器内科と協力し、種々の呼吸器疾患の治療成績向上に努めています。令和5年度では、肺の悪性腫瘍が最も多く、気胸や縦隔の良性腫瘍の症例数が多くなっています。

心臓血管外科ではほぼすべての種類の成人心臓外科及び血管外科手術を扱っています。令和5年度では、静脈・リンパ管疾患が最も多く、非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤、弁膜症と続いています。

平成27年4月から、小児外科の常勤医が配属され、幅広い小児外科疾患への対応が可能になりました。令和5年度では、鼠径ヘルニアへが最も多くなりました。

産科も婦人科も救急疾患に日夜対応しています。悪性腫瘍の治療は、手術療法に加え、化学療法にも力を入れています。また、産科においては妊娠26週以降母体搬送受け入れ可能となっています。令和5年度では、子宮の良性腫瘍が最も多く、卵巣の良性腫瘍、子宮頸・体部の悪性腫瘍と続いています。

当科では地域の中核病院として、白内障、網膜硝子体疾患、緑内障をはじめとした幅広い領域の眼科疾患の治療にあたっております。令和5年度では、白内障、水晶体の疾患が最も多く、網膜剥離、黄斑、後極変性と続いています。

当院には高度な設備があり、検査や治療に際して大学病院レベルを目標とした診療を行っています。令和5年度では、慢性副鼻腔炎が最も多く、突発性難聴、耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍と続いています。

脳神経内科と脳神経外科が協力して急性期脳血管障害はもちろんあらゆる神経系疾患を診療しているのが特徴です。令和5年度では、脳梗塞が最も多く、非外傷性頭蓋内血腫、一過性脳虚血発作が続いています。

特定の治療や手術、検査に特化した皮膚科を目指していますが、一通りの皮膚疾患に対し、満足していただけるような診療を行いたいと思っています。令和5年度では、膿皮症が最も多く、皮膚の良性新生物、帯状疱疹と続いています。

治療方針として、『可能な限り低侵襲で最大の効果を得る』を第一にしています。令和5年度では、前立腺の悪性腫瘍が最も多く、膀胱腫瘍、上部尿路疾患と続いています。

呼吸器内科と呼吸器外科が呼吸器センターとして一体となった体制で呼吸器疾患診療にあたっており、内科・外科は同じ病棟と外来診療室で診療に従事していますので、相談・連携を滞りなく行うことができる環境が整っています。令和5年度では、間質性肺炎が最も多く、肺の悪性腫瘍、誤嚥性肺炎と続いています。

循環器内科の対象疾患としては主に虚血性心疾患（狭心症・急性心筋梗塞）、閉塞性動脈硬化症、心不全、高血圧、不整脈、心臓弁膜症、心筋症などがあげられます。

当科ではこのような疾患に24 時間対応できるよう常に待機しております。令和5年度では、頻脈性不整脈が最も多く、狭心症、徐脈性不整脈と続いています。

当科のモットーとして、「分かりやすい医療をご提供する」、「最新の知見を積極的に調べ、患者さんに還元する」ことを目指しております。令和5年度では、慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全が最も多くなっており、腎臓又は尿路の感染症と続いています。

救急外来では、小児科領域と産婦人科領域の患者さん以外は、昼夜や休日を問わず、まず救急医が初療し、その後に必要に応じて各科専門医に相談する、という運営方式をとっています。令和5年度では、薬物中毒（その他の中毒）が最も多く、詳細不明の損傷等の診療にあたっています。

血液内科では、血球異常の精査を通じて、鉄欠乏性貧血、悪性貧血、溶血性貧血などの貧血、再生不良性貧血、急性あるいは慢性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、血小板減少症、血友病などの検査・治療にあたっています。令和5年度では、非ホジキンリンパ腫が最も多くなっています。

消化管、肝胆膵のすべての消化器系にわたる疾患を扱い、急性期治療から高度医療に至るまで高いレベルの診療を目指しています。令和5年度では、小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）が最も多く、胆管（肝内外）結石、胆管炎、結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍と続いています。

リウマチ科・膠原病内科は、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなど、全身性自己免疫疾患の診断、治療を行っています。令和5年度では、重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患が最も多く、間質性肺炎等の診療にあたっています。

包括的乳腺先進医療センターでは、乳がんなどの悪性疾患だけではなく、乳腺炎や乳腺症など乳腺疾患全般の診断と治療を行っています。令和5年度では、乳房の悪性腫瘍が最も多く、乳房の良性腫瘍の診療にもあたっています。

妊娠26週から対応可能です。未熟児・新生児医療にも力をいれ、県の周産期救急システムの中核病院の役割を担っています。

腫瘍内科では手術前、手術後、進行がんや再発がんなどあらゆる状況でのがんの薬物治療を担い、薬物治療と手術や放射線治療を組み合わせた集学的治療の舵取り役を務めています。令和5年度では、食道の悪性腫瘍（頸部を含む。）が最も多く、膀胱腫瘍、骨の悪性腫瘍（脊椎を除く。）等の診療にあたっています。

内分泌疾患と代謝疾患を同時に診療可能な専門医療施設として、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、膵臓、副腎の異常が原因のホルモンの病気や、糖尿病、コレステロールや中性脂肪が増加する病気である脂質異常症などの病気の診断治療にあたっています。令和5年度では、副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍が最も多く、２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）等の診療にあたっています。

腸重積症への手術が最も多くなっています。

胆嚢摘出や鼠径ヘルニア、結腸悪性腫瘍切除等、多岐に渡って手術を行っています。

皮膚悪性腫瘍切除術が最も多くなっており、乳房再建術等の手術も行っています。

慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が最も多く、頭蓋骨内腫瘍摘出術や脳血管内手術等の手術も行っています。

胸腔鏡下肺切除術が最も多く、悪性腫瘍や縦隔腫瘍等に対しても手術を行っています。

下肢静脈瘤血管内焼灼術が最も多くなっています。その他、冠動脈、大動脈バイパス移植術や弁置換術等も行っています。

鼠径ヘルニアへの手術が最も多く、虫垂切除等も行っています。

腹腔鏡下膣式子宮全摘術が最も多く、子宮悪性腫瘍に対する手術等も行っています。

水晶体再建術が最も多くなっています。その他、硝子体への手術も多く行っています。

内視鏡下鼻・副鼻腔手術が最も多くなっています。口蓋扁桃手術や甲状腺悪性腫瘍手術も行っています。

経皮的脳血栓回収術が最も多く、経皮的頸動脈ステント留置術等も行っています。

膀胱悪性腫瘍手術が最も多く、腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術や腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術等も多く行っています。

経皮的カテーテル心筋焼灼術が最も多く、経皮的冠動脈ステント留置術、経皮的冠動脈形成術等も多く行っています。

末梢動静脈瘻造設術を多く行っています。

内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が最も多く、内視鏡的胆道ステント留置術や早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術等の手術も多く行っています。

乳腺悪性腫瘍手術が上位を占めています。

抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置を多く行っています。