呼吸器外科
医師紹介
- 副院長
呼吸器センター長 前原 孝光(まえはら たかみつ)
● 卒業年次:
昭和58年● 専門分野:
呼吸器外科
● 学会専門医・認定医:
日本呼吸器外科学会指導医・専門医、日本外科学会指導医 ・ 専門医、日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医、日本胸部外科学会認定医、 横浜市立大学臨床教授(外科治療学)

- 呼吸器外科部長
山本 健嗣(やまもと たけつぐ)
● 卒業年次:
平成9年● 専門分野:
呼吸器外科
● 学会専門医・認定医:
呼吸器外科専門医、外科専門医・日本外科学会指導医、がん治療専門医、日本呼吸器学会呼吸器専門医

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役職 | 氏名 | 卒業年次 | 専門 | 専門医・認定医等 |
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医師 | 亀田 洋平 | 平成23年 | 呼吸器外科 |
外科専門医 呼吸器外科専門医 がん治療認定医 |
医師 | 菅原 海 | 平成25年 | 呼吸器外科 | 外科専門医 |
診療科紹介
当院における呼吸器外科疾患の外科治療は、1999年4月に呼吸器外科として開設されて以来の19年間で、肺がん、縦隔腫瘍、気胸など約3100例の手術を行っています。現在では呼吸器センターの外科部門として、呼吸器内科と協力し、種々の呼吸器疾患の治療成績向上に努めています。
呼吸器外科の主な対象疾患は肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、良性肺腫瘍、胸壁腫瘍、自然気胸、肺のう胞症、びまん性肺疾患の肺生検、膿胸、胸部外傷(外傷性血気胸、肺挫傷、肺破裂、多発性肋骨骨折など)、重症筋無力症に対する胸腺摘除術などがあります。
当科の特色は種々の疾患に対して胸腔鏡手術(ビデオモニターを使用し、傷が小さく、体へのダメージが少ない手術)を積極的に導入していることです。胸腔鏡手術に関しては20年以上の経験がありますので、安心して診療を受けていただけると思います。
また、当院は総合病院ですので、狭心症などの循環器疾患や透析などの腎疾患などの併存する患者さんにも十分対応可能です。
呼吸器疾患の治療方針は、呼吸器内科・病理診断部・放射線治療・診断部などと綿密に連絡をとり、カンファランスにて決定しております。
肺がん
存在部位にもよりますが、原則、胸腔鏡手術で行っております。早期から呼吸器リハビリを導入し、平均で術後1週間で退院となり、早期の社会復帰が可能です。
早期肺がんには慎重に検討したうえで、迅速診断応用し、積極的に肺を温存する区域切除や部分切除も施行しています。
また、放射線治療も最新式機器がありますので、進行肺がんに対する術前・術後治療も適切に行っています。
高齢者やいろいろな随伴疾患をもっている患者さんに対しても、術後の状態を考慮し、適切な手術を心掛けています。
気胸
原則、気胸はすべて初診より、呼吸器外科が担当しています。
若い人に多い原発性自然気胸は、肺の虚脱の程度によりけりですが、治療方針は入院治療ではなく、主に携帯型ベントチューブを前胸部に挿入し、外来にて管理しています(週2回程度)。
空気漏れが続く場合や、気胸再発時には胸腔鏡手術を施行しています。手術は2泊3日のクリニカルパスで行っています。
ほとんどの方が手術翌日に退院できています。若い方には早期社会復帰でき、好評です。
施設認定
- 呼吸器外科修練基幹施設 (呼吸器外科専門医合同委員会)
-
- 外科専門医修練施設 (日本外科学会)
-
- 気管支鏡認定施設 (日本呼吸器内視鏡学会)
主な実績
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主な疾患 | 平成30年 | 令和元年度 |
全手術症例 | 212 例(うち胸腔鏡下手術 183 例) | 228 例(うち胸腔鏡下手術 210 例) |
原発性肺がん | 71 例(うち胸腔鏡手術 64 例) |
100 例(うち胸腔鏡手術 87例) |
気胸、のう胞性疾患 | 59 例(すべて胸腔鏡手術) | 56 例(すべて胸腔鏡手術) |
転移性肺腫瘍 | 22 例 | 14 例 |
縦隔腫瘍 | 22 例 | 19 例 |
悪性胸膜中皮腫 | 4 例 |
8 例 |
良性肺腫瘍、炎症性肺腫瘤 | 14 例 | 15 例 |
膿胸 | 4 例 | 2 例 |
外傷性疾患 | 1 例 | 1 例 |
その他 |
15 例 |
13 例 |
外来案内
診察時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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午前 |
菅原 |
★山本 亀田 |
(セカンドオピニオン外来)○前原 |
★山本 菅原 |
○前原 亀田 |
午後 |
(肺がん検診)○前原(第2・4週) |
★山本 |
注)○印 : 副院長 ★印 : 部長 ☆印 : 副部長
初診枠は火曜日の午前午後、木曜日の午前中、金曜日の午前午後に設けてますので、予約お願いいたします。
登録医の先生方には、別に、登録医枠を設けていますのでご利用ください。
手術は月曜日、水曜日の午前午後に行っておりますが、緊急の場合は、毎日(土日は救急外来にて)対応いたしますので電話でご連絡ください。
肺がん疑いのある結節陰影や腫瘤陰影の場合は、呼吸器外科でも対応しておりますので気軽にご紹介ください。