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呼吸器外科

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診療科からのお知らせ/コラム

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診療科紹介

 当院における呼吸器外科疾患の外科治療は、1999年4月に呼吸器外科として開設されて以来の22年間で、肺がん、縦隔腫瘍、気胸など約3700例の手術を行っています。現在では呼吸器センターの外科部門として、呼吸器内科と協力し、種々の呼吸器疾患の治療成績向上に努めています。
呼吸器外科の主な対象疾患は肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、良性肺腫瘍、胸壁腫瘍、自然気胸、肺のう胞症、びまん性肺疾患の肺生検、膿胸、胸部外傷(外傷性血気胸、肺挫傷、肺破裂、多発性肋骨骨折など)、重症筋無力症に対する胸腺摘除術などがあります。
 当科の特色は種々の疾患に対して胸腔鏡手術(ビデオモニターを使用し、傷が小さく、体へのダメージが少ない手術)を積極的に導入していることです。胸腔鏡手術に関しては20年以上の経験がありますので、安心して診療を受けていただけると思います。
2020年9月からはロボット支援下手術も行っています。執刀医がロボットをコントロールしながら行う手術です。3Dカメラ・多関節鉗子・手ブレ防止などの機能があり、複雑な手術も正確で安全に行うことが可能です。
 また、当院は総合病院ですので、狭心症などの循環器疾患や透析などの腎疾患などの併存する患者さんにも十分対応可能です。
呼吸器疾患の治療方針は、呼吸器内科・病理診断部・放射線治療・診断部などと綿密に連絡をとり、カンファランスにて決定しております。

扱う疾患

肺がん

 存在部位にもよりますが、原則、胸腔鏡手術で行っております。早期から呼吸器リハビリを導入し、平均で術後1週間で退院となり、早期の社会復帰が可能です。
 早期肺がんには慎重に検討したうえで、迅速診断応用し、積極的に肺を温存する区域切除や部分切除も施行しています。
また、放射線治療も最新式機器がありますので、進行肺がんに対する術前・術後治療も適切に行っています。
 高齢者やいろいろな随伴疾患をもっている患者さんに対しても、術後の状態を考慮し、適切な手術を心掛けています。

気胸

 原則、気胸はすべて初診より、呼吸器外科が担当しています。
 若い人に多い原発性自然気胸は、肺の虚脱の程度によりけりですが、治療方針は入院治療ではなく、主に携帯型ベントチューブを前胸部に挿入し、外来にて管理しています(週2回程度)。
空気漏れが続く場合や、気胸再発時には胸腔鏡手術を施行しています。手術は23日のクリニカルパスで行っています。
 ほとんどの方が手術翌日に退院できています。若い方には早期社会復帰でき、好評です。

スタッフ紹介

  • 呼吸器外科部長

    山本 健嗣/ やまもと たけつぐ

    卒業年次 平成9年
    専門分野 呼吸器外科

    学会専門医・認定医:

    呼吸器外科専門医 外科専門医・外科指導医 がん治療認定医 日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医 ロボット手術術者認定医

  • 医師

    保浦 慶之/ やすうら よしゆき

    卒業年次 平成23年
    専門分野 呼吸器外科

    学会専門医・認定医:

    外科専門医、呼吸器外科専門医

  • 医師

    中村 生/ なかむら しょう

    卒業年次 平成26年
    専門分野 呼吸器外科
  • 非常勤医師

    前原 孝光/ まえはら たかみつ

    卒業年次 昭和58年
  • 医師

    小林 美駒/ こばやし みく

外来担当医表

診察時間
午前 小林 ★山本  保浦 ★山本  小林 前原 中村
午後

保浦

★山本
(肺がん検診)前原

注)○印 : 副院長 ★印 : 部長 ☆印 : 副部長

初診枠は火曜日の午前午後、木曜日の午前中、金曜日の午前午後に設けてますので、予約お願いいたします。
登録医の先生方には、別に、登録医枠を設けていますのでご利用ください。
手術は月曜日、水曜日の午前午後に行っておりますが、緊急の場合は、毎日(土日は救急外来にて)対応いたしますので電話でご連絡ください。
肺がん疑いのある結節陰影や腫瘤陰影の場合は、呼吸器外科でも対応しておりますので気軽にご紹介ください。

診療実績

主な疾患 令和2年度 令和3年度 令和4年度
全手術症例 238例(229例) 242例(235例) 256例(232例)
原発性肺がん

101例(99例)

107例(105例)

111例(105例)

気胸、のう胞性疾患 58例(58例) 59例(59例) 70例(70例)
転移性肺腫瘍 18例 17例 14例
縦隔腫瘍 31例 21例 24例
悪性胸膜中皮腫

0例

1例

7例

良性肺腫瘍、炎症性肺腫瘤 1例 14例 7例
膿胸 3例 4例 4例
外傷性疾患 0例 0例 2例
その他

29例

19例

17例

( )は胸腔鏡下手術

施設認定

    • 呼吸器外科修練基幹施設 (呼吸器外科専門医合同委員会)

    • 外科専門医修練施設 (日本外科学会)

    • 気管支鏡認定施設 (日本呼吸器内視鏡学会)