眼科

診療概要

当科では地域の中核病院として、白内障、網膜硝子体疾患、緑内障をはじめとした幅広い領域の眼科疾患の治療にあたっております。地域医療機関と緊密な連携の下に、主に手術治療が必要な急性期疾患の治療に専念しており、慢性期には近医のホームドクター(かかりつけ医)に治療をお願いしていますので、当院初診の方は紹介状をご持参くださいますようお願いします。
治療を行う上では十分な説明を最も重視し、またセカンドオピニオンや他の専門医への紹介には躊躇なく取り組んでいます。

診療内容

網膜硝子体疾患

当院は網膜硝子体疾患を専門(得意分野)としております。増殖糖尿病網膜症、裂孔原性網膜剥離、黄斑上膜、黄斑円孔、硝子体出血などの疾患に対して、最新の機器を用いた硝子体手術を行っています。特に黄斑疾患については27ゲージシステムという創口の大きさが0.4mmと非常に小さな方法で低侵襲な手術が可能です。年間手術件数は100件以上で、年々増え続けています。
加齢黄斑変性、糖尿病網膜症による黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管などに対して、抗VEGF治療を行っています。

白内障

当院では、入院による白内障手術(水晶体再建術)をおこなっています。全身疾患のある方、体の不自由な方、ご高齢の方、その他の事情で日帰り手術困難な方だけでなく、それ以外の方でも入院手術は可能です。年間手術件数は800件以上です。

2017年4月より、「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」を開始しました。従来の白内障手術は単焦点眼内レンズといって、ピントの合う距離が1か所であったのに対して、この多焦点眼内レンズは遠方と近方の2か所にピントを合わせることが出来ます。その結果、手術後に眼鏡をかける必要性がかなり低くなります。眼鏡をかけたり外したりするのがわずらわしいと感じる方はご相談ください。多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術は、保険がきかない自費治療となります。(片眼約36万円、両眼72万円)

特殊な白内障関係の手術にも対応しております。以前に白内障手術を受けられた方で、眼内レンズの位置がずれたり、眼の中に落下したりした症例に対して、眼内レンズ摘出と眼内レンズの強膜内固定術をおこなっています。

緑内障

静的量的視野検査、動的量的視野検査、光干渉断層計(OCT)での経過観察が可能です。点眼治療だけでは緑内障の進行が抑えられない場合には各種レーザー治療(虹彩切開術、選択的線維柱帯形成術(SLT)、毛様体凝固)、冷凍毛様体凝固、各種手術(線維柱帯切除術、隅角癒着解離術、周辺虹彩切除術、緑内障インプラント手術)を行っています。

小児眼科・斜視

斜視、弱視をはじめとする子どもの眼科疾患についても治療を行っております。必要に応じて斜視や睫毛内反等に対する手術加療を全身麻酔下にて行います。また成人斜視治療にも積極的に取り組んでおり、眼位ずれの程度を丁寧に検査したうえで、手術が必要な場合には最適な術式を検討しています。2015年より斜視に対するボトックス療法が可能となり、当院でも治療を受けられます。(保険診療)。手術に抵抗のある方や、手術のリスクが高い方、発症して間もない脳神経麻痺による斜視の方などがボトックス治療のよい適応です。(宇井牧子)

眼瞼下垂、眼瞼皮膚弛緩症、眼瞼内半症(逆さまつげ)

当院では、炭酸ガスレーザーを用いた眼瞼手術を行っております。
まぶたはもともと血流が豊富で腫れやすい組織ですので、術後は皮下出血で紫色になったり、腫れたりすることがあります。 炭酸ガスレーザーを使用することで、切開した部分からの出血が少なくて済み、術後の内出血や腫れをより少なくすることができます。
美容形成を目的としたものではなく、保険適応の手術です。

診療スタッフ

氏名 眼科部長 専門医・認定医等
眼科部長 加藤 徹朗 網膜硝子体・白内障 日本眼科学会専門医
PDT認定医
労災協力医
医師 宇井 牧子 小児眼科・斜視 日本眼科学会専門医
視覚障害者用補装具適合判定医師
小児慢性特定疾病指定医
佐藤 美紗子 網膜硝子体・白内障 日本眼科学会専門医
PDT認定医
迫野 卓士    
井口 聡一郎    
視能訓練士 折笠 智美    
岡島 嘉子    
渡邊 万里子    
今井 達也    

外来診療日

受付時間 8:15~11:00(予約の方は、予約時間に合わせて受付いたします)
※「予約」は事前予約または紹介状が必要です。
※初めて受診される方は、初診診療状況一覧表をご覧ください。

(注) ★印:部長 ☆印:副部長
※手術・緊急呼び出し等により予告なく担当医に変更のある場合があります。ご了承ください。

午前:一般外来  午後:特殊検査、外来手術及び処置
特殊外来:小児クリニック、緑内障クリニック
手術日:週2.5日(火、水、金曜日)

臨床実績

    平成26年度 平成27年度 平成28年度
白内障手術 入院手術のみ 808件 823件 840件
網膜硝子体手術 糖尿病網膜症 黄斑疾患 網膜剥離 など 114件 123件 107件
緑内障手術 濾過手術 隅角癒着解離 など 4件 5件 2件
斜視手術 21件 17件 34件
その他手術 霰粒腫 翼状片 など 40件 32件 6件
レーザー手術 網膜光凝固 緑内障 など 185件 130件 143件

主な検査・医療機器

蛍光眼底造影検査 脈絡膜蛍光眼底造影検査 網膜光凝固 虹彩・隅角光凝固 後発白内障切開 動的.静的視野検査 網膜電図検査(ERG) 眼球運動検査(Hess) 超音波断層検査(A.Bモード)角膜内皮細胞顕微鏡検査(角膜厚計測) 屈折視力検査 両眼視機能検査 精密眼圧検査 中心フリッカー検査 眼底3次元画像検査(OCT) 調節機能検査(アコモドメーター)  斜視シノプト検査 光学式眼軸長測定装置 角膜形状解析装置などです。

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