麻酔科

麻酔科紹介

はじめに

横浜労災病院麻酔科は常勤医師13名と横浜市立大学麻酔科からの応援医師などで、年間約 5000件の麻酔科管理症例を担当しています。12部屋ある手術室は毎日休むことなく、朝から夜まで稼働しています。開心術、開頭手術、肝臓切除術といった大手術、外科・泌尿器科・産婦人科などの腹腔鏡手術、外傷を含めた四肢や脊椎の整形外科手術、胸腔鏡を中心とした肺手術、小児外科・乳腺外科・耳鼻科・眼科・形成外科・口腔外科・皮膚科手術の麻酔管理をしています。それぞれの手術に対応した麻酔法は多岐に渡り、常に時代に則した標準的な麻酔となるように心がけています。

図 平成28年度の麻酔科管理症例(4357例)一覧

部長挨拶

新横浜駅から徒歩圏内にあり、自動車や電車のアクセスに恵まれ横浜労災病院は平成3年6月の開院以来、手術件数は増加の一途をたどり、平成2 8年度の麻酔科管理症例は4357例となりました。これから先、手術件数はさらに増え続けることが予想されます。また、高度医療機関として、あるいは救急病院としての役割が求められます。そのため、他科の医師、看護師、臨床工学士と協力しながら、安全な体制のもとで、優秀な人材を育成し、質の高い医療ができるように努めたいと思います。

横浜労災病院麻酔科部長 越後 憲之

診療スタッフ

役職 氏名 資格等
麻酔科部長 越後 憲之 日本麻酔科学会指導医
麻酔科チーフコンサルタント 野崎 藤章 日本麻酔科学会専門医
麻酔科副部長 甘利 奈央 日本麻酔科学会専門医
手術部統括部長 曽我 広太 日本麻酔科学会指導医
手術部部長 高杉 直哉 日本麻酔科学会専門医
医師 吉田 恵 日本麻酔科学会専門医
野村 友紀子  
相原 環 日本麻酔科学会認定医
落合 芽里  
吉川 菜々子  
新井 洋輔 日本麻酔科学会認定医
鴻池 利枝  
栗原 里佳 日本麻酔科学会
山内 朋子  

平成30年4月1日現在

患者のみなさまへ

手術を受けるとき

治療や検査のために手術が必要になることがあります。そのとき意識や痛みがあると辛いだけでなく、生体にも悪影響を及ぼす反応が出てきます。そこで、生体にストレスがかからず、安全に手術ができるように麻酔をおこないます。簡単な局所麻酔以外は私たち麻酔科医が麻酔を担当します。局所麻酔では手術が難しい時、長時間の手術の時、小児などで安静が保てない時はもちろん、それ以外でも多くの場で活躍しています。
一般的に手術を受けるだけで、体に大きな負担がかかります。そこで適切な麻酔法を選択し、それに合った点滴や麻酔薬を使うことで、できる限り負担なく、正常な状態を保ち続けられるようにしています。また、手術中は予期しないことが起こる可能性があるため、私たちは手術前にカルテを見て、患者さんにお会いし、診察した後に、術前の問題点を検討し、カンファレンスで最終決定となります。手術中は麻酔薬を適宜調節しながら、安定した血圧や心拍数で手術がおこなわれるようにしています。このようにして、安全かつ質の高い麻酔をすることで、患者さんにより良い結果がもたらされるようにしています。

麻酔の方法

大きく分けて①全身麻酔、②硬膜外麻酔、③脊髄くも膜下麻酔、④神経ブロックがあり、どれか一つあるいはこれらを組み合わせておこないます。最近は深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)発症予防のため抗血栓薬を使用することが増加したことと、腹腔鏡や胸腔鏡を用いた手術が増加したことより硬膜外麻酔の頻度が減り、神経ブロックの割合が増えています。最終的な麻酔の方法は手術の内容、患者さんの状態などで決定します。

終わりに

私たち麻酔科医は術前訪問、手術室、術後訪問など限られた時間内ですが、患者さんとの出会いを大切にしています。その中で、大切な手術に大きく関与していることも忘れずにいてください。

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