鈴木雅人医師（現 横浜医療センター）が日本消化器内視鏡学会の英文誌学会賞を受賞され、第107回日本消化器内視鏡学会総会（グランドプリンスホテル新高輪）にて表彰式が開催されました。本論文は、胆管炎が疑われるもののCTで胆管結石がはっきりしない場合の診断戦略に関して、MRIと比較したEUS（超音波内視鏡）の優位性を証明したものです。Digestive EndoscopyのTop Downloaded Articleとしても注目され、現在の急性胆管炎診断ガイドラインにも一石を投じた研究でした。

　

『鈴木雅人医師のコメント』

　この度は内視鏡学会の学会賞を取得することができ、身に余る光栄です。
日常診療でのClinical questionに対する答えを、質の高い研究を行い導くことの重要さを、改めて実感しました。これに満足せず今後も新たな成果を出せたらと思います。

　また、最後になりますが受賞にあたってご指導いただきました関野雄典先生、中島淳先生にはこの場をお借りし厚く御礼申し上げます。

　

　

受賞論文はこちら

Endoscopic ultrasound versus magnetic resonance cholangiopancreatography for the diagnosis of computed tomography-negative common bile duct stone: Prospective randomized controlled trial

Dig Endosc. 2022 Jul;34(5):1052-1059. doi: 10.1111/den.14193.