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2023年度学会活動報告

  • スタッフの発表は日本消化器病学会週間(JDDW:神戸)、日本消化器病学会総会(長崎)、日本消化器内視鏡学会総会(品川)、日本膵臓学会大会(博多)、日本胆道学会大会(札幌)など、主題3演題を含む12演題となりました。今年度は本格的なポストコロナとなり、現地での発表と他施設のエキスパートとの活発な討議を行いました。
  • 専攻医の先生に地方会、総会を含めて7演題発表頂きました。3名は初めての学会参加と発表でしたが立派に質疑応答までを経験され、1演題で学会奨励賞(徳島での2024年日本消化器病学会総会ご招待)を受賞しました。
  • 当科をローテートされた研修医の先生に日本消化器病学会関東支部例会で3演題発表頂きました。それぞれ初めての学会発表となりましたが、指導医と二人三脚でスライド作りから本番の発表までを経験され、2演題で学会奨励賞を受賞しました。
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学会発表(当科スタッフ筆頭演者のみ)

2023年4, 日本消化器病学会関東支部第374回例会.

利井辰光線維化の乏しいNAFLDに発症した66mm大の肝細胞癌の一例

梅木田悠花(研修医),MRCPCTで腫瘍の直接・間接所見を認めず、EUSERCPで診断可能であったT1b膵癌の1例.

※研修医奨励賞受賞

 

20234月,第109回日本消化器病学会総会. 

髙柳卓矢,高齢者の膵癌における診断と治療選択の現状.

関野雄典,尿メタボローム解析による早期慢性膵炎疾患概念確立と診断バイオマーカー探索:第4報.(ワークショップ)

 

20235月,第105回日本消化器内視鏡学会総会.

春日範樹,Delayed Pancreatitis Onset After Two Days of ERCP: Case Series

岡田直也,大腸ESDにおける線維化グレード別の予測因子の検討.

 

20235月,第96回日本超音波医学会学術集会.

髙柳卓矢,造影ハーモニック超音波内視鏡が診断に有用であったIPNB由来浸潤癌の1切除例.

 

20237月,第54回日本膵臓学会大会.

髙柳卓矢,主膵管拡張を伴わない膵癌における新分類および診断アルゴリズムの提案.

関野雄典,メタボローム解析によるアルコール性早期慢性膵炎診断バイオマーカー同定~第5報~.(ワークショップ)

関野雄典,糖尿病教育入院患者に対する超音波内視鏡スクリーニング導入後の初期成績.(ワークショップ)

 

20237, 375回日本消化器病学会関東支部例会. 

松本彰太, 有症状の膵周囲液体貯留を生じた切除可能境界膵頭部癌に対して、保存加療中に併用した術前化学療法が奏功し、切除に至った一例.

 

2023年9, 日本消化器病学会関東支部第376回例会.

能中理紗子, 膵癌術後約3年に認めた残膵3病変再発に対して外科手術を行った1.

阿達航太(研修医),正中弓状靱帯圧迫症候群により膵十二指腸動脈瘤破裂をきたした1例 .

※研修医奨励賞受賞

 

20239, 59日本胆道学会学術集会.

上野航大, 急性胆嚢炎穿破後の肝被膜下胆汁瘻に対して、一期的にEUS-GBDおよびEUS-TDを行った一例.

春日範樹,当院におけるCOVID-19流行が胆道癌診療に与えた影響について.

 

20239月,第77回日本消化器画像診断研究会. 

髙柳卓矢,多房性嚢胞状の形態を示し漿液性嚢胞性腫瘍との鑑別を要した膵神経内分泌腫瘍の一例.

 

202311, 106回日本内視鏡学会総会.(JDDW2023) 

上野航大, 当院における総胆管結石の内視鏡治療後再発に関わる因子の検討.

202311月,第65回消化器病学会大会.(JDDW2023) 

春日範樹,ERCP後高アミラーゼ血症に対する早期食事再開の安全性の検討.

髙柳卓矢,限局性膵萎縮の膵癌早期診断に対する意義の探索的検討.

 

202312, 日本消化器病学会関東支部第377回例会.

松本彰太,超音波内視鏡検査(EUS)を契機に診断し得たリンパ節転移を伴う8mm膵神経内分泌腫瘍(p-NEN)G3の一切除例.

※専攻医奨励賞受賞 

 

202312月,第117回日本消化器内視鏡学会関東支部例会 

悦田咲季子,切除不能膵頭部癌十二指腸浸潤で胃空腸バイパス術後の閉塞性黄疸に対してEndoscopic Ultrasounded-choledochoduodenostomy (EUS-CDS)を施行した1例.

 

20242月,日本消化器病学会関東支部第378回例会.

白土達也(研修医),限局性膵萎縮から主膵管拡張・腫瘤形成・膵外進展までの11年の長期経過をCTにて観察し得た膵尾部癌の一例.

 

論文業績の報告(当科スタッフ筆頭著者のみ)

2023年度は当科所属医師が筆頭著者となった論文が3編採択されました。内2報は労災機構の研究費および優秀研究賞を頂きました。

 

Effectiveness of switching endoscopists for repeat surveillance colonoscopy: a retrospective study

Okada, N., Arimoto, J., Nishiguchi, T., Kobayashi, M., Niikura, T., Kuwabara, H., Nakaoka, M., Nakajima, A., Chiba, H.:

BMC Gastroenterol. Vol. 23, No. 1, Page 347, 2023

 

Maintaining early diagnosis of pancreatic adenocarcinoma in Japan: Local resilience against COVID-19

Kasuga N, Sekino Y, Takayanagi T, Ishii K, Nagase H, Kurita Y, Nakajima A.

Pancreatology. 2023 Sep;23(6):607-614.

※労災機構病院機能向上研究費受諾

 

Clinical Features and Prognostic Impact of Pancreatic Ductal Adenocarcinoma without Dilatation of the Main Pancreatic Duct: A Single-Center Retrospective Analysis

Takayanagi T, Sekino Y, Kasuga N, Ishii K, Nagase H, Nakajima A.

Diagnostics. 2023 Mar 3;13(5):963.

※令和5年度 独立行政法人労働者健康安全機構 優秀研究賞