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早期退院・早期社会復帰を目指した腹腔鏡手術

日本ではじめて腹腔鏡下胆嚢摘出術が行われたのが1990年ですが、その後の技術革新により多くの診療科に普及し、腹腔鏡手術が第一選択となっている疾患も多くなっています。従来の開腹手術と比べて身体に対する負担が少ないことから術後の回復が早く、早期の退院に寄与しています。 一方で高度の技術と専門性を要 し、不用意な手技が予期せぬトラブルを来しかねません。当科では内視鏡外科学会技術認定医が4名在籍しており、安全な腹腔鏡下手術を食道癌、胃癌、大腸癌などの悪性疾患から胆石症、虫垂炎、鼠径ヘルニア、腹壁ヘルニア、胃・十二指腸潰瘍穿孔、腸閉塞など様々な疾患に取り入れています。術後の退院は、胃癌、大腸癌が術後7~10日目、胆石症、虫垂炎が34日目、鼠径ヘルニアで術翌日が平均となっています。特に虫垂炎や胆石症などの良性疾患では、症例に応じて整容性と患者様の満足度が高い単孔式手術も行っています。