ペースメーカーケアチームからのお知らせ(外来間隔延長について)
植込み型心臓電気デバイスケアチームからのお知らせ
ペースメーカー外来について
ペースメーカー外来でのペースメーカーチェックは機能不全がないかなどの確認に大事ではありますが、当院のペースメーカー外来は多数の患者さんに通院していただいているため、非常に混雑しておりいつもご迷惑をおかけいたしております。
昨今の新型コロナウイルス感染症の広がりを踏まえて多数の人数が集まるようなことを控えることが望ましいとされておりますが、当院のペースメーカー外来は残念ながら多数の患者さんの集まりを発生してしまっております。
そのような状況を踏まえ日本不整脈心電学会からも極力ペースメーカー外来の間隔を開けて対応するように指示が出ました。ペースメーカー外来の間隔を開けることは何かがあった場合の発見が遅れるデメリットもありますが、感染のリスクとの兼ね合いを考えると感染症が落ち着くまでの間はなるべく間隔を開けることは妥当であると考えられます。
もちろん予定通り来ていただければチェックをする体制を整えておりますが、病院に来る不安もお持ちかと思いますので予約変更希望の場合はそれをお受けするようにしたいと思います。以下に外来延期の目安について記載します。
ペースメーカー(両心室ペースメーカーを含む)について
前回外来で電池残量が3年以上あると言われた患者さん
・半年程度の延長は可能であると思います。
・遠隔モニタリング導入している患者さんについてはさらに半年(合計1年程度)も可能と考えます。
前回外来で電池が2-3年程度と言われた患者さん
・3ヶ月程度の延期は可能であると思います。
・遠隔モニタリング導入されていればさらに3ヶ月程度(合計半年)程度可能であると思われます。
定期外来受診が一年未満の間隔になっている
(つまり電池が減ってきていると判断されている)患者さん
受診間隔が半年以上の場合は1ヶ月程度の延長が可能であると思いますが、
3ヶ月以内での外来予定になっている場合は延期は難しいと考えます。
除細動機能付きのデバイスの患者さん
遠隔モニタリングが導入され、不整脈発作(除細動機能の作動)がない患者さんは3ヶ月程度の延長は可能であると思われます。ただし電池残量が1年半を下回っていると言われている場合には1ヶ月程度の延長が無難であると思われます。
ただし除細動機能付きの植込みを受けている患者さんは心臓の機能の状態、不整脈の発生状況などに個別の判断が必要な場合も多いので主治医への外来受診時に相談していただくか、連絡をいただいても良いかと思われます。
目安として上記のようにしたいと思います。
延期が希望で上記の記載でも自分が何所に該当するか不明な場合は循環器科外来までお問い合わせください。
不整脈科 小和瀬 晋弥
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