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消化器内科では、胆膵疾患の早期診断、内視鏡治療を積極的に行っています。

消化器内科

当科は胆膵疾患、特に膵がんや胆道がんの早期診断と治療を最大の目標の一つとして 日々の診療を行っています。胆膵疾患に対する内視鏡検査数は内視鏡的逆行性膵胆管造影 (ERCP)、超音波内視鏡検査(EUS)ともに年々増加傾向です。2017年度ではそれぞれ600件を超 える症例数を扱っており、神奈川県内でもトップクラスの件数となっています。他院での治療困難 例の転院治療やご紹介なども多く扱っており、紹介施設や患者様の希望に応じてEUSやEUS- FNA等の検査のみ当院で施行し、治療自体は紹介元で継続していただくような地域連携体制も 整っています。横浜市民、特に港北地域の皆様の役に立てるよう、スタッフ一同、熱意をもって取り 組んでいます。

胆道ドレナージ術

胆管狭窄や総胆管結石による胆汁うっ滞に対して、プラスチックチューブステントや金属ステント の留置を行っています。

結石除去術

十二指腸乳頭を切開(EST)あるいはバルーン拡張(EPBD)した後、総胆管や膵管内の結石を 除去します。
多数の総胆管結石が積み上げ状に存在する場合や巨大な総胆管結石の場合には、大口径 バルーン(EPLBD)での乳頭処置を行うことで、少ない処置回数、短時間での治療が可能です。

また、当院では慢性膵炎による膵管内結石に対して、保険診療でのESWL(体外衝撃波結石 破砕術)が可能です。腹痛や膵炎発症などの症状を有する患者様に対しては、 ESWLと内視鏡処置と組み合わせての膵石除去を行っています。
※「膵石があるけれども症状は特にない」という方は治療対象外となっています。
その他、日本膵臓学会主導の臨床研究(治験ではありません)にも参加しています。

  • 大口径バルーンによる乳頭拡張術

  • 肝門部胆管癌に対する
    両葉金属ステント

  • 膵癌による十二指腸狭窄に対する
    十二指腸ステント+胆管ステント

消化管ステント留置術

胆道ステント留置の技術を用いて、悪性消化管閉塞に対して金属ステント留置を行っています。
従来の外科手術(バイパス術)と比較して、低侵襲での症状の改善が期待できます。
対象部位は、食道、胃、十二指腸、大腸を基本としています。大腸がん術前の狭窄症状に対して、外科と協議の上で金属ステントを留置することもあります。

超音波内視鏡検査(EUS)

内視鏡先端に超音波プローベがついた超音波内視鏡検査により、消化管外臓器の診断が 可能です。具体的には、嚢胞を含めた膵腫瘍、消化管粘膜下腫瘍、胆道腫瘍のほか、 消化管に近接したリンパ節や腫瘤の観察が可能です。

超音波内視鏡下吸引針生検(EUS-FNA)

EUSでの観察で、穿刺適応病変があった場合、EUS-FNAによって病理検査が可能です。 従来細胞採取が困難であった膵体尾部腫瘍や粘膜下腫瘍、リンパ節などを対象にEUSで 病変を視認しつつ19~25Gの穿刺針を用いて生検します。 当科では1泊2日~2泊3日の入院での検査を基本としています。

  • EUS-FNAに用いる内視鏡
    UCT260 (オリンパス社)

  • 膵尾部腫瘍に対する
    EUS-FNA

  • 閉塞性黄疸に対するEUS-BD十二指腸球部から総胆管に直接金属ステントを留置しています

  • 胃から肝臓内の胆管に金属ステントを留置しています

  • 超音波内視鏡で肝臓内の胆管を穿刺しています

超音波内視鏡下嚢胞ドレナージ術(EUS-CD)

EUS-FNAの技術を応用し、経消化管的(胃あるいは十二指腸)に膵仮性嚢胞にチューブを 留置します。従来の外科的ドレナージと比べて低侵襲であり、経皮的ドレナージと比べても チューブが体外に出ることなく治療可能であり、高い治療効果と成功率が期待できます。

超音波内視鏡下胆道ドレナージ術(EUS-BD)

ERCPによる経乳頭的な胆道ドレナージが困難な場合に胃あるいは十二指腸から胆管を穿刺し、 ステントを留置します。従来のPTBD(経皮経肝的胆道ドレナージ)と比較して、チューブが 体外に出ることがなく、金属ステントを用いることで長期間のステント開存が期待できます。

他、EUS-BDの技術を応用して、通常処置で治療困難な総胆管結石の治療を行うことも可能です。

※EUSやEUS-FNAについて、適応含めてお困りの患者様がいらっしゃいましたら是非ご紹介ください。 その他、通常処置での治療困難例や緊急ドレナージを必要とする急ぎの症例は電話でのご連絡でも 構いません。  

胆膵治療文責:関野

登録日:2018年08月16日

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