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メール相談から学ぶコロナ感染拡大時におけるメンタルヘルス(第19回)2021年5月13日

病院からのお知らせ

勤労者メンタルヘルスセンター長  山本晴義

事例⑲ 孤独でつまらない毎日です。

(相談者 男性 80代 無職)

【相談メール】

年金生活で決して余裕があるわけではないのに、飲酒量を減らすことができません。コロナ禍で出歩くこともできず、一人暮らしなので話し相手もおらず、家で酒を飲む以外に楽しみはありません。つまらない毎日です。

【回答メール】 

昔から「酒は百薬の長」と言われ、節度ある飲酒は健康に良いとされます。ストレス解消法が「酒」だと答える人も少なくありません。ただ、「酒しかない」という状況は要注意です。

ストレスが大きいほど、つい飲みたくなるものですが、いくら飲んでもストレスはなくなりません。すると、毎日飲むようになり、量も増えていきます。気づいたときには「アルコール依存症」になっていたという事態もあり得ます。

依存症とまではいかなくても、一人暮らしであれば止める人もいないうえ、年齢的にも健康リスクが高まります。改善に向けた何らかの取り組みは必要でしょう。

コロナ禍のいわゆる「ステイホーム」の影響で、家にいながら楽しめることに注目が集まっています。たとえば、体操やストレッチ、読書、映画やドラマを観る、などがあげられます。お酒の代わりにおいしい料理をテイクアウトするのもよいでしょう。

また、オンラインツールを使って人とやり取りをすることもできます。一見すると難しいように思えますが、やってみると意外と簡単なものも多くあります。

最初は誰かの力を借りながらでも構いません。こうやって私にメールを送れる力を持っているのですから、あなたなら大丈夫です。

いろいろなことに興味を持ち、それを続けることで、飲酒量は減り、生活にもメリハリが出てきます。新たなストレス解消法を身に着けるチャンスだと前向きに捉え、チャレンジしてみてください。

【対応のポイント】

私自身も70代であり、れっきとした“高齢者”です。講演活動をオンラインで依頼されるようになり、最初は何をどうしていいか全くわからず、若いスタッフに頼りきりでした。今も完璧に使いこなせてはいませんが、同世代の仲間とオンライン飲み会を開くこともあります。いくつになっても、いろいろなことに興味を持ち、学び、チャレンジする姿勢そのものが心身の健康につながるのです。

※ 実際に送られてきた相談メールを参考に、相談者のプライバシーを考慮して作成しています。

勤労者こころのメール相談(mental-tel@yokohamah.johas.go.jp)

勤労者メンタルヘルスセンター山本晴義センター長(心療内科医)が自らお答えするメール相談です。年中無休の24時間、無料でお受けしており、24時間以内にご返信いたします。

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登録日:2021年05月13日

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