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メール相談から学ぶコロナ感染拡大時におけるメンタルヘルス(第16回)2021年2月9日

病院からのお知らせ

勤労者メンタルヘルスセンター長  山本晴義

事例⑯ コロナ陽性者です。

(相談者 男性 40代 会社員)

【相談メール】

コロナ陽性者です。夫婦で陽性となり自宅療養中です。気分が落ち込み、毎日夜中に目覚めてしまいます。誰かにうつしてしまってるのではないか、コロナであることが周囲に知られてしまわないか、など心配事をあげたらきりがありません。子どもにも、学校や塾を休ませるなど迷惑をかけています。こんなにもつらいのは初めてで、このままうつになってしまいそうです。

【回答メール】

メール拝見しました。おつらいご様子、伝わってきます。

精神医学の言葉に、「他人と過去は変えられないが、今とこれからの自分(の考えと行動)は変わりうる」というものがあります。

今の状況を「早めに見つかり適切な対処をしてもらっている」と考えることもできます。お子さんが感染していないことは「非常に運が良かった」です。入院もせず家族水入らずで過ごせるのは、考えようによっては幸せなことです。

私は高齢で持病持ちなので、勤務以外は自粛生活を徹底しています。ただし、医療従事者である以上感染リスクはあり、感染したら死につながるのではという不安が常にあります。即座に病院を辞めて自宅に閉じこもる選択をすることもできるでしょう。

しかし私は、今与えられている仕事(このメール相談や日々の診療、オンラインの講演活動)を続けられるようにと、感染予防に努めながら生活を続けています。

あなたの場合も、今とこれからの自分の考えを、健康的にプラスに変えていくことができるはずです。

不安が続くならいつでもメールをください。また、不眠などで日常生活に支障が出るようでしたら、自粛期間が終わり次第お近くの専門医(心療内科医や精神科医)を受診してみてください。

ただ、私の印象(予想)では、あなた方ご家族は、平穏な明日を迎えることができると思います。国民の一人としてできる範囲で自粛生活をしてください。その中から素晴らしい家族の絆を見出すこともできます。希望をもつことが最良のお薬です。

【対応のポイント】

カウンセリングの心得がある方なら「自分(山本自身)のことを話すのはよくない」と思うかもしれません。ただ、私は相談者の皆さんの“良くなる力”を信じています。一人の人間としての私の不安や葛藤、専門家としてのアドバイス、長年の経験に基づく保証(プラスの予想)、などのメッセージについて、「相談者は、それを受け取って活かす力がある」と信じているからこその返信です。

※ 実際に送られてきた相談メールを参考に、相談者のプライバシーを考慮して作成しています。

勤労者こころのメール相談(mental-tel@yokohamah.johas.go.jp)

勤労者メンタルヘルスセンター山本晴義センター長(心療内科医)が自らお答えするメール相談です。年中無休の24時間、無料でお受けしており、24時間以内にご返信いたします。

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登録日:2021年02月09日

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