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メール相談から学ぶコロナ感染拡大時におけるメンタルヘルス(第9回)2020年7月31日

病院からのお知らせ

勤労者メンタルヘルスセンター長  山本晴義

事例⑨ 在宅勤務でうまくコミュニケーションを取れません。

(相談者 男性 40代 管理職)

【相談メール】

在宅でのテレワークを指示されています。部下とのやり取りは、当然電話やメール、オンライン会議でやっています。その中で、部下からの報連相がおろそかになっているような気がしています。毎日顔を合わせていれば、タイミングを見て声をかけることができましたが、オンラインの限られたやり取りでは、様子がいまいち把握できません。最近の若い社員は報連相ができないと以前から思ってはいましたが、この状況が続くと、何かトラブルにつながるのではないかと心配です。

【回答メール】 

言わずと知れた「報・連・相」。「報告」「連絡」「相談」のことであり、時代が変わっても大切なことです。

報連相を苦手に感じている人は少なくないでしょう。また、「報連相をなかなかしない部下がいて困る」という上司の方がいるのも事実です。

部下にとっては、上司に話すことで、アドバイスをもらえたり、新たな気づきがあるでしょう。上司にとっても、業務の質を高めることはプラスですし、大きなミスも未然に防げます。双方にメリットがあるのです。

中には「報連相ができない=能力が低い」と決めつけている方もいます。ここはひとつ、できない理由を考えてみましょう。

まず、叱られたくないという気持ちが勝ってしまう可能性があります。放置するのは良くないとわかっていても言えないのは、上司が怖いのかもしれません。日頃から、叱責するよりも一緒に考える姿勢を見せておくことが必要です。

似た理由として、責任問題への恐怖もあります。上司は、何かあったら自分が責任をとるということを示しておきましょう。

また、これぐらいのことをいちいち話すのは申し訳ないと考えている場合もあります。しかし、報連相をすべきかどうか判断するのは上司です。そのことを徹底しておくことです。

こうして考えてみると、関係や在り方の影響も大きいということに気づきます。今一度、関係を見直してみることが必要かもしれませんね。

【対応のポイント】

必要最低限のやり取りで済むのがテレワークのメリットですが、そのぶん優先順位をつけたり取捨選択が難しくなることも事実です。ただ、テレワークに限らず、やり取りがうまくいかない場合にはそれ相応の理由があります。環境や個人の問題というよりも、関係にその理由が潜んでいることも多いのです。互いの関係の問題であれば、こちらが変わっていくことで解決につなげていくこともできます。「他人と過去は変えられないが、今とこれからの自分(の考えと行動)は変えられうる」のです。

※ 実際に送られてきた相談メールを参考に、相談者のプライバシーを考慮して作成しています。

勤労者こころのメール相談(mental-tel@yokohamah.johas.go.jp)

勤労者メンタルヘルスセンター山本晴義センター長(心療内科医)が自らお答えするメール相談です。年中無休の24時間、無料でお受けしており、24時間以内にご返信いたします。

登録日:2020年07月31日

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