お知らせ

トップページ > お知らせ > メール相談から学ぶコロナ感染拡大時におけるメンタルヘルス(第8回)2020年7月13日

メール相談から学ぶコロナ感染拡大時におけるメンタルヘルス(第8回)2020年7月13日

病院からのお知らせ

勤労者メンタルヘルスセンター長  山本晴義

事例⑧ 体調が優れず仕事の効率も上がりません。

(相談者 女性 30代 事務職)

【相談メール】

この自粛期間、体調を崩すことが増えました。これまでも特に健康に気をつけていたわけではなく、生活自体はあまり変わっていません。それなのに、心なしかいつも頭がボーッとしていて仕事がはかどりません。テレワーク中心になったことで、むしろ満員電車に乗るストレスが減り、時間を有効に使える環境にいます。実際にWeb会議などは無駄を省いて効率化できていると思います。それなのにうまくいかず、戸惑っています。どうすればよいのでしょうか?

【回答メール】 

ICTを活用した、場所や時間にしばられない働き方であるテレワーク。今回のような緊急事態を受けて、その重要性が再確認されています。ただ、心身へのリスクもいくつかあります。

まず、運動不足というリスクは避けられません。性別や年齢によっても違いますが、日本人の1日の平均歩数は6000~8000歩といわれています。また、都市部の人の方が比較的多く歩いているそうです。スポーツなどの激しい運動習慣はなくても、公共交通機関を使っていることが大きく影響しているようです。

意識せずに歩いている部分が多いだけに、それがなくなると補うのが大変かもしれません。しかし、適度な運動は仕事の能率アップにもつながります。ラジオ体操や散歩など、毎日のちょっとした運動習慣を持ちましょう。次に考えられるリスクは、孤独になりやすいということです。テレワークによって、非生産的な会議や長すぎる雑談を省くだけでなく、信頼関係を築くためのコミュニケーションまでも省かれてしまいます。

少しこまめにWeb会議を行い、心配事や不安を分かち合う機会をつくることも必要になるかもしれません。コミュニケーション不足にならないよう気をつけることが大切です。

一気に関心が高まったテレワークですが、十分ではないところもあります。良い機会ですから、今後の課題などをまとめておきましょう。きっとこれからの役に立ちます。

【対応のポイント】

ICTの発展に伴い、世の中はより便利で、生産的・効率的になっていくでしょう。通勤時間や、仕事以外のコミュニケーションは、一見無駄な時間ですが、ある程度の役割を果たしています。その役割を把握しておくことで、何らかの理由でその時間が持てなくなった場合でも、代わりになる方法を見出して健康を維持することができます。

※ 実際に送られてきた相談メールを参考に、相談者のプライバシーを考慮して作成しています。

勤労者こころのメール相談(mental-tel@yokohamah.johas.go.jp)

勤労者メンタルヘルスセンター山本晴義センター長(心療内科医)が自らお答えするメール相談です。年中無休の24時間、無料でお受けしており、24時間以内にご返信いたします。

登録日:2020年07月13日

代表電話へ

予約センターに電話

arrow_upwardPAGE TOP