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メール相談から学ぶコロナ感染拡大時におけるメンタルヘルス(第7回)2020年6月26日

病院からのお知らせ

勤労者メンタルヘルスセンター長  山本晴義

事例⑦ コロナのせいで太りました。

(相談者 女性 20代 サービス業)

【相談メール】

ある程度貯金がある中での出勤停止だったので、毎日お菓子を食べながらテレビやゲームという生活です。お菓子以外にも、自分で料理を作って食べたりもしていて、常に何かを食べ続けています。怖くて体重は計っていませんが、明らかに増えてます。周りにも食べすぎだとか痩せろとか言われますが、他にやることがないんだから仕方ありません。もとはと言えばウイルスが悪いのに、なぜ責められなければいけないのかわかりません。

【回答メール】

お辛いご様子、伝わってきます。最初は違ったのかもしれませんが、今は、ストレス状況に「食べる」という行為で対処している状態だと思われます。いわゆる「ストレス食い」です。

適度ならストレス解消法として役立つのですが、食べ過ぎは体に負担がかかります。また、その状況が新たなストレスとなり、さらに食べ続けてしまうという悪循環に陥ることもあります。

ここで、「ストレス食い」を防ぐ10カ条をご紹介します。

①食事をするたびに時刻と内容を記録する

②毎日体重を記録する

③決まった場所以外では食べない

④噛んでいる間は箸を置く

⑤買いだめはしない

⑥見える場所に食べ物を置かない

⑦「ながら食い」はしない

⑧三食を決まった時刻にとる

⑨毎日「軽い運動」を実践する

⑩契約

最後の「契約」について説明します。アメリカでは肥満解消プログラムの開始前に『もし治療途中で脱落したら患者は医師に違反金を支払う』という契約を交わすことがあります。契約社会のアメリカらしい取り組みです。

そこまで物々しくなくても、食べ過ぎ時の罰則を作ることで、効果に違いが出てきます。一人暮らしであれば自分自身と契約し、500円貯金、腹筋20回、などの罰則を課しても良いでしょう。

10カ条は、すべて厳格に守らなければいけないわけではありません。ただ、意識することで、歯止めをきかせるためのサポート役になってくれます。

あなたが周囲に責められ辛い思いをしないために、そして健康を取り戻すために、ぜひ実践してみてください。

【対応のポイント】

ストレス状況への対処方法は人それぞれです。普段なら「運動や趣味の時間をたくさん持ちましょう」と勧めるところですが、それができない状況もあります。新たな方法を提案するばかりではなく、その人なりのストレス対処方法(頑張り)を尊重しながら、工夫の余地がないか考えることも大切です。

※ 実際に送られてきた相談メールを参考に、相談者のプライバシーを考慮して作成しています。

勤労者こころのメール相談(mental-tel@yokohamah.johas.go.jp)

勤労者メンタルヘルスセンター山本晴義センター長(心療内科医)が自らお答えするメール相談です。年中無休の24時間、無料でお受けしており、24時間以内にご返信いたします。

登録日:2020年06月26日

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