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メール相談から学ぶコロナ感染拡大時におけるメンタルヘルス(第6回)2020年6月22日

病院からのお知らせ

勤労者メンタルヘルスセンター長  山本晴義

事例⑥ マスクしていない人を見ると文句を言いたくなります。

(相談者 男性 60代 無職)

【相談メール】

もともと短気な方だと思いますが、自粛が続く中、次第にイライラするようになりました。買い物などで外出した時に、電車の中でマスクもせずに咳をしている人を見ると、文句を言いそうになります。いつかもめごとに発展しそうで心配です。そうならないためのアドバイスは何かあるでしょうか。

【回答メール】

メール拝見しました。お悩みのご様子、伝わってきます。だいたいの状況は把握できます。

「咳エチケット」は、手洗いとともに感染症対策の基本として、厚生労働省でも強く注意喚起していますので、このご時世で「咳エチケット」を守らない人にイライラするのは当然のことです。それでもひとこと言いたい気持ちを飲み込んでこらえているあなたは立派です。

 目の前のストレスへの対処法は4つあります。

1.闘う 2.逃げる 3.無視する 4.友達になる

どれを選ぶかは、その人の性格や状況によって違います。闘うことでストレス源を制圧することもあるし、仲良くなって味方にしてしまうこともあるでしょう。

ただ、ストレス源が「咳エチケットを守らない人」であるなら、答えは2の「逃げる」以外にありません。注意したり我慢したり、まして口論などして、もし相手が感染者だった時に受けるこちらのダメージが大き過ぎます。

あなたのよいところは、自分のことを短気と自覚しているところです。自分の性格は簡単には変えられませんが、行動は比較的容易に変えられます。

あなたが腹を立てたときに「口論を吹っ掛けない」という対応を意識して実践し続けることができれば、あなたの性格は短気のままでも、行動自体は短気ではなくなります。そして、その意識に基づく行動をとり続けることで、いつしか性格も短気でなくなる可能性もでてくるのではないでしょうか。

少なくとも、感染拡大の危険のある今、攻撃的な行動はあなた自身にとって不利に働くことが多いでしょう。予防に対しても、また自分の行動に対しても慎重であることが求められるのです。コロナ騒動が終息したら、あなたの性格が丸くなっているかもしれませんよ。

【対応のポイント】

この方は自分の短所を自覚し「気づき」、自ら直そうと「セルフケア」しようとしており、まさにストレス対処の基本といえます。イライラを訴えていますが、反面冷静さ、客観性も持ち合わせています。この点を支持して、具体的なストレス対処法を示しながら、目標達成の手助けとなるように回答しています。

※ 実際に送られてきた相談メールを参考に、相談者のプライバシーを考慮して作成しています。

勤労者こころのメール相談(mental-tel@yokohamah.johas.go.jp)

勤労者メンタルヘルスセンター山本晴義センター長(心療内科医)が自らお答えするメール相談です。年中無休の24時間、無料でお受けしており、24時間以内にご返信いたします。

登録日:2020年06月22日

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