呼吸器外科

診療概要

当院における呼吸器外科疾患の外科治療は、1999年4月に呼吸器外科として開設されて以来の17年間で、肺癌、縦隔腫瘍、気胸など約2,900例の手術を行っています。現在では呼吸器センターの外科部門として、呼吸器内科と協力し、種々の呼吸器疾患の治療成績向上に努めています。

呼吸器外科の主な対象疾患は肺癌、転移性肺腫瘍、悪性胸膜中皮腫、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、気胸、膿胸、胸部外傷、手掌多汗症などがあります。

当科の特色は種々の疾患に対して胸腔鏡手術(ビデオモニター使用し、傷が小さく、体へのダメージが少ない手術)を積極的に導入していることです。

診療内容

当科の診療疾患は、肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、良性肺腫瘍、胸壁腫瘍、自然気胸、肺のう胞症、びまん性肺疾患の肺生検、肺気腫に対する容量減少手術、膿胸、胸部外傷(外傷性血気胸、肺挫傷、肺破裂、多発性肋骨骨折など)、重症筋無力症に対する胸腺摘除術、手掌多汗症などです。

診療スタッフ

氏名 専門 専門医・認定医等
副院長
部長
前原 孝光 呼吸器外科 呼吸器外科専門医
日本呼吸器外科学会評議員・指導医
胸腔鏡手術地域インストラクター
日本肺癌学会評議員
外科専門医・日本外科学会指導医
日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医
日本気胸・嚢胞性肺疾患学会評議員
日本内視鏡外科学会評議員
日本胸部外科学会認定医
副部長 山本 健嗣 呼吸器外科 呼吸器外科専門医
外科専門医・日本外科学会指導医
がん治療専門医
世界肺癌会議会員
日本呼吸器学会呼吸器専門医
医師 菅野 健児 呼吸器外科 外科専門医
木越 宏紀 呼吸器外科  

外来診療日

受付時間 8:15~11:00(予約の方は、予約時間に合わせて受付いたします)
※「予約」は事前予約または紹介状が必要です。
※初めて受診される方は、初診診療状況一覧表をご覧ください。

(注) ○印:副院長兼部長
※手術・緊急呼び出し等により予告なく担当医に変更のある場合があります。ご了承ください。

臨床実績

2016年は全212例中 胸腔鏡手術は197例(92.9%)でした。

肺癌

比較的早期の肺癌に対しては積極的に胸腔鏡手術行っています。

胸腔鏡手術、傷は3か所(3-4cmが1か所、1cmが2か所)。
2016年度は68例の肺癌手術のうち、62例(91.2%)が胸腔鏡手術で、術後は平均6日で退院となっていて、早期社会復帰可能です。


進行性肺癌に対しては、気管支形成を応用した機能温存手術や、術前化学療法や放射線療法導入後に手術を行っています。
高齢者や低肺機能などのリスクの高い患者さんに対しても、胸腔鏡下に区域切除や部分切除などの縮小手術を施行し。治ることを期待するとともに、生活のレベルを落とさないように心がけています。
全体の肺癌術後成績は、5年生存率でⅠA期86%、ⅠB期64%,ⅡA期54%、ⅡB期39%、ⅢA期40%、ⅢB期35%です。

気胸

若年の男性(10〜30歳代)に多い病気で、肺に穴があき、肺が縮む病気です。突然の強い胸の痛み、息苦しさで発症します。軽症の場合は安静のみで治ることがありますが、多くは胸に管を入れ脱気(空気を抜く)をする必要があります。

当院では Thoracic Vent (気胸セット)という脱気用の径4mm程のチューブを入れ、通院で気胸の治療を行っています。激しい運動を除けば、日常生活はでき、通勤、通学も可能です。


*手術:2泊3日のクリニカルパスで行います。胸腔鏡手術で、傷は2か所(5mmと10mm)です。
現在までの術後再発率は2.9%です。

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