後期臨床研修医(専修医)救命救急センター

救命救急センター後期研修プログラム

当院救命救急センターの特色

当院の救命救急センターは、ERセンター(ER外来とER病棟)と救命救急病棟から構成されており、これら全てを救急科医師が管理しています。
ERセンターでは、来院方法にかかわらず、ほぼ全ての救急患者の初療を行い、入院については、一部の中毒患者や多発外傷患者は救急科で担当しますが、それ以外は極力既存の各科に依頼する、ER型診療を行っています。

当院は、年間ER受診患者総数は約26,242人、受け入れ救急車台数は約6600台、横浜市でもトップレベルの救急医療機関です。また当院の背景人口は、横浜市港北区と 緑区の住民約50万人で、ER受診患者の約1/3が15歳以下という、若年者の受診が多い都市型ERです。

ERでは、常に循環器科、神経内科や脳神経外科、整形外科のサポートが得られる状況で、初期研修医3名と救急科医師(救急科後期研修医や正規医師)2-3名が患者対応にあたります。 ERから入院となる患者は年間約6300人で、重症度にあわせて集中治療医が管理する集中治療室(ICU 10床)、救急医が管理する救命救急病棟(21床、内救命ICU4床)、ER病棟(一泊経過観察入院床 11床)、各科所属の一般病床などに入院していきます。

このような救命救急センターですから、Common symptomを主訴とする多彩な患者を、比較的安全な環境で経験できる部署として、ER診療能力の修練や、初期研修医に総合診療力を教育する部署として適しています。また、救急科専門医を取得するにあたり必要な手技や疾患を経験する場所としても有用です。

また、当院は災害拠点病院として、災害対応にも力をいれており、2011年の東日本大震災、2015年の茨城水害災害、2016年の熊本地震などに、DMATを派遣しています。
現在、当センターでは、常勤スタッフ8人のもと、4人の救命救急センター専属の後期研修医が修練中です。尚、当院は、日本医療機能評価機構付加機能(救急医療機能)認定病院、地域連携小児夜間・休日診療の施設基準認定、横浜市小児救急拠点病院、地域災害拠点病院、神奈川県DMAT指定病院、横浜市YMAT指定病院です。

救急科後期研修医募集について

救急科では、後期研修医を募集しています。
当院救急科の後期研修医の修練コースには、2つのコースを設けています。1つは北米型ER医を養成するためのコースです(救急科専攻医コース)。もう1つは、「将来の専門性についてまだ決めきれない」、あるいは「将来の専門性は決めたけれどもその前にもう少し救急患者への対応能力を高めておきたい」という方にER診療を研修していただくコースです(ER研修コース)。

募集案内

募集対象 救急科後期臨床研修医(専修医)
募集定員 ①救急科専攻医コース:3名
②ER研修コース:4名(2017年度途中からでも研修開始は可能です。)
応募条件 卒後初期臨床研修を修了している方、あるいは平成29年3月31日までに修了見込みの方。救急科研修、救急科への転身、を考えておられる方。
説明会
随時。
上記でなくても,見学のご希望のある方は随時中森 にメールにて御連絡いただき,ご相談の上,是非一度見学にいらしてください。
選考方法
日時 第1回選考日2017年10月30日(月曜日)
第2回選考日2017年12月18日(月曜日)
第3回選考日2018年1月29日(月曜日)
そのほか,年度途中からの研修開始も可。
(中森にご連絡ください。選考日を設定します。)
場所 横浜労災病院
試験内容 1時間で小論文形式の筆記試験と、面接を行う予定です。
試験結果 本人宛に2週間以内に連絡します。
応募締切 第1回 2017年10月20日(金曜日)
第2回 2017年12月8日(金曜日)
第3回 2018年1月19日(金曜日)

各コースの概要

①救急科専攻医コース:

皆様もご存じのように、当初、来年度は日本専門医機構の新専門医制度が試行導入される見込みとなっていました。しかし、諸般の事情から、来年度の施行は見合わされることになりました。そこで日本救急医学会では、従来の専門医認定体制も継続しつつ、各施設が日本専門医機構の指導に基づいて新たに作成した救急科専門研修プログラムも認定する方針となりました。

ア)前者の、日本救急医学会が行ってきた従来の専門医認定体制とは、3年間以上の救急科専従歴と、学会が定めた経験すべき症例の症例数を満たした場合に、専門医試験の受験資格を得る制度です。この方式を選択された方は、1年目には、半年間を救命救急センターで、また最長半年間を院内の他科で(複数科選択可)研修していただきます。2年目には最長3ヶ月間院内他科で、3年目と4年目には当院救命救急センターで研修をしていただきます。

イ)後者の、救急科専門研修プログラムについては、詳細は「横浜労災病院救急科専門医研修プログラム:専攻医コース」に記載していますが、1年目には、半年間を救命救急センターで、また最長半年間を院内の他科で(複数科選択可)研修していただきます。2年目には最長3ヶ月間を院内他科で、あるいは最長半年間を産業医科大学あるいは日本大学附属板橋病院で、救急医療と集中医療を研修していただきます。3年目には、半年間山口大学あるいは秋田赤十字病院で、地域救急医療とドクターヘリ研修を行っていただきます(どちらもドクターヘリ基地病院です)。以下のモジュール図をご参照ください。

当院では、この両者(ア)(イ)のどちらを選択していただくこともできます。

②ER研修コース

私たち医療者が、また一般の人々も、誰もが考える理想の救急外来とは、いついかなる状態で受診しても、「救急外来にはER型診療に精通した医師が、救急診療してくれること。」だと思います。
しかし、日本中の病院の救急外来に、24時間365日を通して、救急専門医を配置することは、遙か遠い夢、あるいはありえないことのように思えます。

そこで、当院救命救急センターでは、将来救急専門医になりたいと考えている方はもちろんですが、一生の一時(最短で半年間)を救急医、特にER医として過ごしてみたいと思ってくださる方に門戸をひらいています。当院では一次救急から三次救急患者まで、幅広く受け入るER診療を行っていますので、当院での経験は、その後どのような病院で勤務しても必ず役立つものとなります。当院は、日中も夜間も、また平日も休日も、勤務中に自分一人で急患対応をしなければならないということはありません。必ず救急科専従の常勤医師(あるいは他院、院内の他科から応援の救急科専門医)がペアをくみます。常勤医師は9名ですが、そのうち8名が救急科専門医ですので、安全な環境で修練できます。

1年間のうち、半年間を救急専従として勤務してくだされば、のこりの半年間は、院内の他科で研修していただくことができます。最短で1年間、最長で5年間この制度を使用していただくことが出来ます。またこの間に経験された救急症例については、もし将来救急科専門医取得を希望されたときに、ご自分の担当症例として申請することもできます(日本救急医学会に入会しておくことは必要です)し、通算でER専従期間が3年間をこえれば日本救急医学会の専門医を取得できます。

救急科後期研修のpolicyについて

前述のように、①救急科専攻医コース、②ER研修コースについて、のべてきましたが、いずれのコースを選択されても、バランスのとれたER研修を行うために、後期研修医の皆様と個別によく相談し、計画を組んでいく姿勢を大切にしています。

現在、北米型ER方式をうたっている病院は当院以外にも多数ありますが、24時間365日、救急科専従医と初期研修医のみで、重症度にかかわらずに救急患者さんすべてに対応している病院は決して多くはありません。
私たちが大切にしていることは、

  1. Common Symptom、Common DiseaseをEvidenceにのっとって対応すること、
  2. その中で、状態の悪い方や状態が悪くなりそうな方を素早く見抜き、
  3. 急変を事前に防ぐこと、
  4. 状態の悪い方の初期安定化を行うこと、

です。

また専門分化した院内各科の中で、どの科を受診してよいのかわからない患者の初療もこころがけています。 是非お気軽に見学に来ていただきたいと思います。

当院救急科研修の特徴

  1. 院内他科が豊富。コースによって他科研修できる期間に差がありますが、当院には細分化された科が豊富に存在します。内科だけでも、内分泌科、代謝内科、血液内科、腎臓内科、リウマチ膠原病内科、腫瘍内科、循環器内科、呼吸器科、消化器内科、神経内科、心療内科、緩和支持医療科、外科では、外科、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、脳神経外科、形成外科、があります。これらの中から、ご希望の科を選択していただき、研修することができます。
  2. 完全二交代制。救急科勤務は、1ヶ月間あたり7日勤(8:15-17:00)7夜勤(17:00-9:00)が勤務条件で、夜勤明けはFreeとなります。尚、夜勤中は1時間半の休息をとることにしています。
  3. 当科では、日本救急医学会認定の救急科専門医と日本集中治療医学会認定の専門医が取得できます。
  4. 各種標準医療コースにのっとった医療を展開しており、これらの習熟とインストラクターなどへの道がひらかれています。またいくつかは、当院で開催しています。

応募方法

以下の必要書類を申込み締切日 第1回 2016年10月31日(月) 第2回 2017年1月23日(月)までに書留郵便にて必着するように送付してください。直接提出する場合は、9月30日(金)13時までに総務課に持参してください。

  1. 履歴書
    ・学歴については高等学校入学年次から記入すること。
    ・職歴については所属科・職位を明確に記入すること。
    ・学会等の資格を記入すること。
    ・捺印及び写真(3cm×4cm)を貼付すること。
  2. 専門分野の診療・研究業績等が分かる書面(様式任意・特になければ不要)
  3. 医師免許(写)
  4. 保険医登録票(写)
  5. 学位記(写)(学位記甲・乙取得者のみ)
  6. 学会等資格証(写)(取得者のみ)
  7. 健康診断書
    現在の所属施設において実施された健診結果の写しでも可
  8. 医師賠償責任保険証書(写)
    病院として加入していますが、個人加入をお勧めします。(採用後でも可、当院でも紹介できます)
  9. 臨床研修修了登録証(写)(厚生労働大臣・厚生労働省医政局長印があるもの)
    ※平成16年4月以降に医師免許証を取得した者に限る。なお現在研修中の者については修了見込証明書を提出。

待遇等

給与

当院の規定により支給(経験年数加算・宿直手当、時間外手当等別途加算有り)
※参考:平均年収・・・卒後3年目760万円/卒後4年目770万円/卒後5年目790万円

休日

土日祝祭日(週休2日制)・年末年始(12月29日〜1月3日)
年次有給休暇・夏季特別休暇あり
※2交替制勤務の場合は、勤務表のとおり。

福利厚生

社会保険:健康保険・雇用保険・厚生年金・厚生年金基金・労災保険

宿舎完備
1. 単身用(敷地内マンション形式・約15,000円/月・有料駐車場有)
2. 世帯用(敷地内/外マンション形式(2〜3LDK)・約35,000円/月・有料駐車場有)

病院見学

病院見学を下記のとおり随時受け付けています。

  1. 希望日:申込日から1ヶ月以内
  2. 申込方法:メールにて次の事項をご連絡下さい。
    ・希望日(平日のみ。第三希望まで)
    ・メールアドレス、住所、電話番号、勤務先名
  3. 申込先:総務課・江口(Mail:/ 電話番号: 045-474-8111)
  4. 診療科担当者との打ち合わせの上、日程が決まりましたら事務局担当者よりメール若しくは電話にて返信いたします。
  5. 見学の日程が決まりましたら、履歴書・医師免許証(写)・保険医登録票(写)をご郵送下さい。
    ※写真添付・現在の勤務先及び医籍登録番号を必ず記載してください。
  6. 当日は朝8:15までに管理棟9階医師臨床研修センターにお越し下さい。
    ※当日ご持参いただくものは白衣、名札、聴診器です。
  7. 遠方よりお越しの方は、宿泊施設も利用可能です。(3,000円/泊)
    ※部屋数に限りがございますので、お早めにお申し込み下さい。

お問い合せ

病院見学、応募書類送付先、採用事務に関する問い合せ先

〒222-0036 神奈川県横浜市港北区小机町3211
横浜労災病院 総務課・江口
Mail: 電話番号:045-474-8111(代表) / 受付時間:平日8:15〜17:00

※メールは24時間いつでも結構ですが、お返事は受付時間と同じ時間帯となります。
※採用条件などの詳細、ご不明な点などは担当者から説明させていただきますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

見学のご希望について

見学のご希望のある方は、随時中森 Mail: にメールにて御連絡いただき、ご相談の上、是非1度見学にいらしてください。

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